低身長症の検査方法:コレがないと検査できないってホント?

同じ年齢の子供たちと比べて、自分の子供の身長が極端に低いと心配になりますよね。遺伝のせいだけじゃなく、他に何か原因があるのであれば、治療も考えないといけないですから…。

いずれにしましても、低身長のお子さんに異常があるのかを検査する場合、必ず用意しておかなければいけないモノもあります。

という訳で、どのような検査が行われて、検査する際に用意しておかなければいけないモノが何なのかなど、順番にご紹介していますので、参考にして下さい。

低身長の検査

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最初に、低身長の子供に行う検査をスクリーニング検査というのですが、その検査は4つあります。

その検査の結果、病気が疑われるようであれば、それに応じて別の検査も行い、その結果に応じて成長ホルモン療法をするという手順になります。

■ スクリーニング検査の内容

① 成長曲線を正確に描く
これは、簡単に言うと、成長記録です。○歳○ヶ月のときに、何センチの身長だったのかをグラフに入れていきます。そして、出来上がったグラフのパターンを分析するのですが、これが非常に大切なことなのです。グラフが正確であればあるほど、しっかり分析することが出来ます

② 手の骨のレントゲンを撮る
身長が伸びていないということは、骨が伸びていないということになります。そのため、骨の発育具合を調べる必要があるのですが、手の骨のレントゲン写真を見ることで、発育具合を確認することが出来ます。

③ 尿中の成長ホルモンを測定する
成長ホルモンが正常に分泌されていなければ、身長の伸びは鈍ります。ただ、その成長ホルモンの分泌量は一定ではなく、夜10時から深夜2時の睡眠時に一番多く分泌されます。睡眠中に、成長ホルモンが正常に分泌されていると、その一部が尿に出て来ます。そのため、朝一番の尿を調べれば、睡眠中の成長ホルモンの分泌量を知ることが出来ます。

④ 血液検査を行う
成長ホルモンが正常に分泌されていれば、肝臓などの組織で「ソマトメジンC」と呼ばれるホルモンが作られます。このソマトメジンCは、骨を伸ばす重要なホルモンなのですが、採血をして、ソフトメジンCを測定すれば、間接的に成長ホルモンの分泌量が分かります。

①~④が最初に行う検査です。

ただ、②~④は、医師が行ってくれますが、「①成長曲線」に関しては、親御さんがデータを提出しなければ、医師は成長曲線のグラフを作成することが出来ません。

そのため、年齢ごとの身長のデータを医師に提示する必要があります。小学校では、身体測定をしていますから、その結果を提出するようにして下さい。

成長曲線のグラフは、低身長であるかを判断する大切なデータです。

例えば、低身長とは言えない身長であっても、年間の背の伸び率が低ければ、病気である可能性もあります。そのような大切なことを知るグラフですから、「○歳のときに○センチだった」というデータは非常に大切な訳です。

もし、身体測定の結果を保存していないのであれば、学校などに問い合わせて、保管されているか確認するようにして下さい。

ちなみに、成長曲線のグラフは、出来るだけ詳細に描く必要がありますので、毎月1回で構わないので、親御さんが身長を計って、そのデータを保存しておくことが望ましいです。

例えば、○歳○ヶ月のときは○センチというような感じです。1年ごとのデータより、1ヶ月ごとのデータの方が、詳細なグラフを作ることが出来ますから…。

という訳で、低身長かどうかを判断するには、上記のような検査が必要なのですが、受診すべきかを自分で判断したいですよね。

そのため、次の項目では、受診すべきかどうかの判断基準をご紹介します。

低身長の判断基準

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ご自身のお子さんを見て、同年代の子供たちより背が低いと思っても、それが異常なのか正常な範囲なのか、見ただけでは判断できないですよね。

そのため、低身長と見なす判断基準があります。

本当は、上記で紹介した成長曲線のグラフを見て判断するのですが、大まかな目安として、下記のデータを参考にして下さい。

■ 低身長の基準(左が男子・右が女子)

  • 1歳:69.7cm・67.7cm
  • 2歳:79.5cm・79.0cm
  • 3歳:86.1cm・84.4cm
  • 4歳:92.3cm・91.1cm
  • 5歳:97.9cm・97.9cm
  • 6歳:103.7cm・103.5cm
  • 7歳:109.5cm・108.8cm
  • 8歳:114.7cm・113.9cm
  • 9歳:119.7cm・118.8cm
  • 10歳:124.5cm・123.9cm
  • 11歳:128.9cm・130.2cm
  • 12歳:133.9cm・137.0cm
  • 13歳:140.7cm・142.3cm
  • 14歳:148.6cm・145.3cm
  • 15歳:154.7cm・146.5cm
  • 16歳:157.7cm・147.1cm
  • 17歳:158.8cm・147.4cm
■ 1年間の身長増加の基準(左が男子・右が女子)

  • 1~2歳:8.9cm・8.8cm
  • 2~3歳:7.0cm・6.8cm
  • 3~4歳:6.0cm・6.0cm
  • 4~5歳:5.4cm・5.6cm
  • 5~6歳:4.9cm・5.2cm
  • 6~7歳:4.5cm・4.9cm
  • 7~8歳:4.5cm・4.4cm
  • 8~9歳:4.3cm・4.1cm
  • 9~10歳:4.0cm・4.4cm
  • 10~11歳:4.0cm・5.9cm
  • 11~12歳:4.5cm・6.1cm
  • 12~13歳:6.9cm・2.9cm
  • 13~14歳:6.9cm・1.1cm
  • 14~15歳:3.3cm・0.4cm
  • 15~16歳:1.4cm・—–cm

低身長に関しては、現在の身長だけを問題視するのではなく、「今、何センチ伸びているのか」ということが重要なのです。

そのため、現在の身長が低くても、現在の身長増加の経過が順調であれば、あまり心配する必要はありません。

ただ、現在の身長が低身長の基準以下で、身長増加の基準を2年続けて下回っている場合は、専門医に相談することをお勧めします。

ちなみに、身長が低い原因はいくつもあります。中には、現在が小さいだけで、特に心配する必要がない場合もありますので、次は、背が小さい原因について解説させて頂きます。

低身長の原因

低身長の原因は、病気が原因である場合があります。でも、身長に関しては「遺伝だから…」と思ってしまいがちですよね。

いずれにしましても、病気が原因である場合は、できるだけ早めに治療した方が、治療効果も出やすいので、低身長症が疑われる場合は、早めの検査をお勧めします。ちなみに、病気が原因の治療は、主に成長ホルモンの投与になります。

という訳で、低身長になる原因をご紹介致します。

■ 低身長の原因

① 体質性低身長
遺伝による所が大きく、体質的なものなので、病気ではありません。そのため、最終的な身長が、極端な低身長になることは稀で、治療の必要はありません。

② 思春期遅発症
思春期の始まりが遅いため、身長が伸びる時期も遅くなるのが思春期遅発症です。多くの子供は、小学生高学年から中学生ぐらいで、身長がグングン伸び始めるのですが、このタイプは、その時期が遅いだけです。そのため、最終的な身長は正常値の範囲になりますので、治療の必要はありません。

③ 栄養不良
背を伸ばすためには、タンパク質は欠かせない栄養素です。そのため、タンパク質不足の場合、背は伸び悩みますが、極端な低身長になることは稀です。という訳で、治療の必要はなく、しっかり栄養素を補うことが大切です。

④ 心理・社会的原因
学校生活や家庭環境などによる精神的な影響によって、背が伸び悩んでいる場合は、成長ホルモン療法をしても効果はありません。必要なのは、精神に影響を及ぼしている原因を取り除くことです。

⑤ 低出生体重性低身長症
低出生体重性低身長症は、SFD低身長症とも呼ばれているものです。妊娠して予定通りに出産しても、低体重で生まれてくる場合があります。そのような場合でも、成長と共に、正常な身長に追いつくことは多いのですが、低身長となることもあります。日本では、現在のところ、低出生体重性低身長症の子供に、成長ホルモン療法は行われていませんが、一部の国では行われています。

⑥ 思春期早発症
思春期の始まる時期が早すぎると、身長の伸びる期間が短くなり、最終的な身長が低くなってしまいます。そのため、思春期早発症の場合は、思春期を遅らせる治療を行います。

⑦ 染色体の病気
低身長の女子に多いターナー症候群(大人の骨にならず子供の骨のまま)は、成長ホルモン療法が有効です。

⑧ 骨の病気
軟骨異栄養症(軟骨の異常)の場合、極端な低身長になる場合があります。この病気の場合、成長ホルモン療法もある程度は有効です。ただ、思うように効果が出ない場合、脚延長術(足の骨を伸ばす手術)を試みる場合もあります。ちなみに、脚延長術に関しては、別ページの「身長を伸ばす方法:中学生(男子・女子)の時期を逃すと手遅れ?」の中の「身長を伸ばす器具と手術」という項目で詳しく説明しています。

⑨ ホルモンの病気
成長ホルモン分泌不全性低身長症の場合は、成長ホルモン療法を行います。甲状腺機能性低下症(子供の先天性のものはクレチン病とも言う)の場合は、甲状腺ホルモンの投与で治療を行います。

⑩ 内臓の病気
慢性腎不全(腎臓の病気で上手く尿が作られない)の場合は、成長ホルモンの投与がある程度有効です。

このように、低身長の原因となるものはいくつもあります。そのため、心配であれば、専門医に相談するようにして下さい。発見が遅れると、治療の効果が出にくい場合もありますので…。

これらの病気は、ほとんどが成長ホルモンを投与する治療になります。では、どのような場合に、成長ホルモン療法が有効なのか、もう少し詳しくみていきましょう。

成長ホルモン療法

背が低くても、成長ホルモンの分泌が正常な場合は少なくありません。成長ホルモンの分泌量が正常範囲内であれば、成長ホルモンを投与しても、身長を高くする効果は期待できません。

成長ホルモン療法は、あくまで成長ホルモンの分泌量が、不足している場合のみ有効なのです。

そのため、「検査をして、正常ホルモンの分泌が正常だったけど、成長ホルモン療法をして欲しい」と言っても、治療はしてもらえません。

ただし、成長ホルモンの分泌が正常でも、成長ホルモンの投与が有効な病気があります。そのような場合は、成長ホルモン療法を受けることが出来ます。

それが、下記の病気です。

■ 成長ホルモン療法が有効な病気

① 成長ホルモン分泌不全性低身長症
成長ホルモン分泌不全性低身長症は、身長が低く、2~3歳ぐらい幼く見えるだけで、それ以外は特に変わったところは見受けられないため、発見が遅れるケースが少なくありません。軽症であれば、小学3~4年までに治療を開始すれば、平均身長に届く場合があります。ただ、重症の場合は、もっと早く治療を開始しなければ、効果が薄くなる傾向にあります。

② ターナー症候群
ターナー症候群は、女性特有の病気とされています。この病気は、骨が固まるのが遅いため、子供の骨の状態でいる期間が長いのが特徴です。治療を始めても、スグに効果は出ないのですが、辛抱強く治療を続けていれば、かなりの効果が期待できるとされています。

③ 軟骨異栄養症
軟骨異栄養症は、骨の病気ではあるのですが、成長ホルモン療法もある程度は有効なので、治療を試みる場合もあります。

④ プラダー・ウィリー症候群
プラダー・ウィリー症候群は、低身長・肥満・知的障害などがみられる病気です。プラダー・ウィリー症候群の場合、成長ホルモン療法を行うと、低身長改善だけでなく、肥満改善にも役立ちます。

⑤ 慢性腎不全
慢性腎不全は、上手く尿がつくられない肝臓の病気で、成長ホルモン療法によって、改善が期待できます。

成長ホルモン療法によって、改善が期待できる病気はお分かり頂けたかと思いますが、実際に、低身長がどれぐらい改善されるのかが気になりますよね。

次の項目では、成長ホルモン療法によって、どれぐらいの効果が出るものなのかを解説しています。

成長ホルモン療法の効果

低身長が気になって検査をしてみて、成長ホルモンが不足しているという結果が出たら、成長ホルモン療法が必要になります。

成長ホルモンの分泌量が少なければ、「いずれ自然に伸びてくるだろう」とタカをくくっていても、平均身長に追いつかない可能性はかなり高いと言えます。

という訳で、ホルモン療法を行う訳ですけど、ホルモン療法を行うと、どれぐらい身長が伸びるのか…、それが一番気になるところですよね。

結論から申し上げますと、成長ホルモンの投与を始めると、約1.5~2倍ぐらいの伸び率になります。例えば、治療前は1年に4センチ伸びていたのであれば、治療後は6~8センチぐらいの伸びになるという訳です。

伸び率が2倍になることもあるのですから、これは凄いことじゃないでしょうか。低身長で悩んでいる人にとっては朗報ですよね。

ただ、その効果には個人差がありますので、最初の1~2年に大きく伸びて、そのあとの伸び率はなだらかになっていくこともあります。

それでも、全く治療などをしない場合と比べれば、明らかな効果は出るのです。だから、身長の伸びに関して、成長ホルモンは大きく影響しているということですね。

という訳で、成長ホルモンの重要性はご理解頂けたかと思います。ただ、どのような治療をするのか気になりますよね。

次の項目では、その治療法について、簡単に説明させて頂きます。

成長ホルモンの治療方法

成長ホルモン療法は、簡単に言ってしまえば、成長ホルモンを体内に投与するだけのことです。

ただ、投与方法は、注射器で行うのです。しかも、通院して、医師に注射をしてもらうのではなく、自宅で自分で行います。当然、小さなお子さんの場合は、親が注射をすることになります。

どの部分に注射をするのかは、医師が最初に説明してくれます。子供が注射を嫌がらないように、できるだけ痛みを感じない所に注射針を刺す方がいいのですが、その場所も医師は教えてくれます。

ただ、毎回同じ場所に注射針を刺すと、その部分が硬くなってくるので、毎回変えるのがいいのですが、そういうことも医師は教えてくれるはずです。

注射を刺す場所は、人によって違うようで、腕にする人もいれば、お尻付近にする人もいます。あと、小さなお子さんの場合、寝ている間にする親御さんが多いようです。

ちなみに、注射針を刺すときの痛みを少しでも和らげるために、成長ホルモン専用の注射針は、一般の注射針よりかなり細くなっています。

という訳で、成長ホルモンの注射は自宅で行うのですが、定期的に検診を受けて、治療効果の確認や、副作用の確認をしながら治療を進めていくことになります。

ちなみに、成長ホルモンは、体の中にあるものですから、副作用はほとんどありません。以前は、白血病の発生率が高くなると言われていたこともあるのですが、現在は心配ないだろうと考えられています。

ただ、治療初期に頭痛を訴える子供もいるのですが、それは一時的なもので、長引くことはほとんどありません。

治療方法が分かると、気になるのは治療期間ですよね。次の項目では、成長ホルモン治療の治療期間について解説させて頂きます。

成長ホルモン療法の治療期間

成長ホルモン治療の期間は、数年の歳月が必要になります。

その理由として、治療を始めて、背の伸びが良くなっても、周りの子供たちも背が伸びているのですから、1年に2~3センチずつぐらいしか追いつかないのです。

当然、個人差はありますけど、やはり治療期間としては、数年はみておかなければいけません。

ちなみに、まわりの子供達との身長差が少ないうちに治療を始めれば、それだけ追いつくのも早くなりますので、治療は早い方が良いのは言うまでもありません。ただ、いつから治療を始めたとしても、成長期が終わると治療は終了です。

成長期の骨には、骨端線(こつたんせん)と呼ばれる線が、骨の両端に入っています。その骨端線がある間は、背が伸び続けます。しかし、その骨端線が無くなると、背の伸びはストップしてしまいます。それが成長期の終了ということです。

骨端線は、成長期の終了と共に必ず無くなります。

それを骨端線の閉鎖と呼ぶのですが、骨端線が閉鎖してからでは、いくら成長ホルモンを投与しても身長は伸びません。

なお、骨端線が閉鎖する時期ですけど、男子の場合で17歳前後、女子の場合で15歳前後です。という訳で、成長ホルモン療法は、男子は17歳前後・女子は15歳前後で、必ず終了するということです。

成長ホルモンの治療方法や治療期間に関しては、大まかにでもご理解頂けたかと思います。

あとは、治療費用が気になるところですよね。ハッキリ言って、治療費用はビックリするぐらい高額です。

次の項目では、その辺りのことをご紹介します。

低身長症の治療費の負担額

成長ホルモン療法は、成長ホルモン製剤を投与するのですが、その成長ホルモン製剤は非常に高価な薬です。

そのため、1年間で数十万円~数百万円もの治療費になりますので、1年間で100万円ぐらいの治療費は覚悟しておく必要があります。

そのような高額な費用ではあるのですが、「成長ホルモンの分泌が少ない」と診断された場合は、健康保険が適用されます。その場合は3割負担で済みます。

それでも、決して安い費用とは言えませんが…。

■ 健康保険が適用される病気

① 成長ホルモン分泌不全性低身長症
② SGA性低身長症
③ ターナー症候群による低身長症
④ プラダー・ウィリー症候群による低身長症
⑤ ヌーナン症候群による低身長症
⑥ 軟骨異栄養症(軟骨無形成症や軟骨低形成症)による低身長症
⑦ 小児慢性腎不全による低身長症

あと、高額医療制度を利用することも出来ます。これは、1ヶ月に支払った自己負担分が、一定の金額を超えた場合、あとから還付される制度です。ただし、親の所得によって、後から払い戻される金額に違いがあります。

なお、高額医療精度には、自己負担額の上限が定められていて、それは年収によって違いがあります。

■ 高額医療制度の自己負担限度額

① 住民税非課税の人:35,400円
② 年収約370万円未満:57,600円
③ 年収約370~約770万円:80,100円+(医療費-267,000円)×1%
④ 年収約770~約1,160万円:167,400円+(医療費-558,000円)×1%
⑤ 年収約1160万円以上の方:252,600円+(医療費-842,000円)×1%

上記は、70歳未満の場合です。70歳以上の場合は、条件が違ってきますけど、成長期の子供を持つ親御さんの年齢を考えると、70歳以上の条件は必要ないかと思いましたので、70歳以上の条件は割愛させて頂きました。

他には、「小児慢性特定疾患治療研究事業」という国の制度があって、それは都道府県が補助してくれます。これは、厚生労働省が定めている病気になった場合、医療費を負担してくれるのですが、その基準が非常に厳しいようです。

ただ、審査が厳しいからといって、絶対に承認されない訳ではないですから、少しでも自己負担額を減らすために、利用する方向で検討されるべきです。ちなみに、有効期間は1年間ですから、毎年申請する必要があります。

低身長に関連している病気で、小児慢性特定疾患治療研究事業の制度が適用される病気は、下記の通りです。

■ 小児慢性特定疾患治療研究事業に該当する病気

① 成長ホルモン分泌不全性低身長症
② ターナー症候群による低身長
③ プラダー・ウィリー症候群による低身長
④ SGA性低身長症
⑤ 慢性腎不全による低身長
⑥ 軟骨無形成症による低身長

いずれにしましても、高額な医療費を支払う必要がありますので、治療を受ける前に、医師とよく相談する必要があります。

まとめ

低身長の検査方法などをご紹介してきましたけど、やはりネックになるのは治療費です。

半年や1年で完了するような治療ではないですから、治療費を支払い続けることが難しくなり、途中で治療をやめてしまう人がいるのも事実です。

ただ、お子さんの将来のためでもありますから、専門医に納得できるまで相談をした上で、治療を受けるべきかをご判断ください。

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