温暖化が進んでいるということで、その弊害が色々と取りざたされています。その中で、珊瑚(サンゴ)への影響も甚大であることは、多くの人が知っていることですよね。

ただ、温暖化の何が珊瑚に悪影響を与えてるのか、私はよく分かりませんでした。

その理由を知ったところで、私が珊瑚の役に立てるとは思えないのですが、原因ぐらいは知っておきたいと思って色々と調べてみました。

それで分かったことを紹介させて頂いていますので、参考にして頂ければ嬉しい限りです。

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珊瑚が白化する原因


私はダイビングをしたことがないので、実際に珊瑚(サンゴ)を見たことはありません。一度ぐらい実際に見てみたいと思ってはいますけど…。

ただ、テレビなどで見ていると、珊瑚礁ってキレイですよね。

だから、私に限らず、その自然を残しておきたいという気持ちは、大勢の人が持っているかと思います。でも、残念ながら、珊瑚は激減しているのが現状です。

その理由は、ひとつではないようですけど、大きな理由としては地球温暖化があります。

■ 珊瑚が減る原因

  • 温暖化:非常に影響が多きい
  • オニヒトデ:大量発生した場合に影響あり
  • バクテリア:大量発生した場合に影響あり
  • チョウチョウウオ:エサとして食べられるが影響は極小
  • ブダイ:エサとして食べられるが影響は極小

ただ、温暖化が原因で、珊瑚が白化して死んでしまうのは知っていても、海水の温度が上がると、なぜ珊瑚が死んでしまうのかは、知っている人は少ないのではないでしょうか。

ところで、珊瑚は植物だと思っている人は少なくいないようですね。実は、珊瑚は動物なのですが、私も何となく植物だと思い込んでいました。

でも、全く動かないのですから、植物みたいなものですよね。


それより、全く動かない珊瑚が、どうやって栄養補給をしているのか不思議ですよね。珊瑚は、プランクトンも食べてはいるのですが、それは生きていく上で必要な栄養分の一部でしかないそうです。

ということは、他に栄養源があるということになりますよね。珊瑚の体内には、「褐虫藻(かっちゅうそう)」と呼ばれている藻類が共生しているらしいです。

その褐虫藻は、光合成で作り出した栄養素を珊瑚に与えているんだそうで、それが珊瑚の主な栄養源となっているらしいです。珊瑚は、全く動かない動物なので、栄養を貰わないと生きていけないってことですね。

ただ、温暖化などで海水の温度が高くなると、その褐虫藻が激減してしまうらしいです。栄養を与えてくれる褐虫藻が激減するということは、珊瑚にとっては栄養源がなくなっていくということになりますよね。

という訳で、近年の温暖化の影響で褐虫藻が激減してしまい、その結果、白化して死んでしまう珊瑚が増えてきたということのようです。要するに、褐虫藻がいないので、栄養失調になってしまった珊瑚が増えたということですね。


上記のような説明を聞くと、海水の温度が高くなると、褐虫藻が死んでしまうのか、もしくは、珊瑚の体内から出て行ってしまうのかと思ってしまいますよね。

でも、実際は、海水の温度が上がっても、珊瑚の体内から出ていく褐虫藻はほとんどいないそうです。褐虫藻は、海水温度が上がると、上手く光合成が出来なくなります。すると、珊瑚は飢餓状態になってしまいますよね。

そのような状態になると、珊瑚は栄養源が無くなってしまうので、仕方なく褐虫藻を消化してしまうらしいです。背に腹は代えられないということですね。

ただ、褐虫藻を消化してしまうと、それで一時的にしのげても、珊瑚自身が褐虫藻を減らしてしまっているのですから、充分な栄養補給が出来なくなります。それで、いずれ珊瑚は死んでしまうことになるということらしいです。

という訳で、温暖化で珊瑚が死んでしまうのは、海水の温度が、珊瑚に悪影響も及ぼしている面もあるようですけど、褐虫藻の減少が大きな原因のようですね。

ちなみに、褐虫藻が減る以外にも、珊瑚が白化して死んでしまう理由がありますので、次の項目で、その辺りのことを説明させて頂きます。

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その他の白化の原因


珊瑚が白化する原因を上述しましたけど、活性酸素も関係しているようです。

人間の場合も、活性酸素は体に悪いとされていますけど、珊瑚の場合も同じらしいです。珊瑚に強い光が当たったり、海水の温度が上がったりすると、珊瑚の体内では、有害な活性酸素が発生しやすくなるらしいです。

ちなみに、褐虫藻の葉緑素も、活性酸素の発生源になるようです。

でも、珊瑚は葉緑素を分解して、無害な物質に変換する能力があると考えられているそうです。ただ、葉緑素を分解する過程で、褐虫藻は縮んでしまうと言われています。縮んでしまうということは、死んでしまうということでしょうね。

他には、バクテリアも珊瑚の白化に関係しているらしいです。

珊瑚を研究しているチームの調査結果によると、病気になった珊瑚には、白化を加速させてしまうバクテリアがいくつか見つかっています。そのバクテリアの中には、陸上に存在しているものもいるらしいです。

だから、陸地から海に排水したりしていますけど、その排水に含まれているバクテリアも、白化の原因になっているのではと考えられているようです。いずれにしましても、温暖化や海への排水など、珊瑚が死んでしまう原因の多くは、人間が関係しているということですね。

最後に

珊瑚は、長い年月を経て、現在のような大きさに成長した訳ですから、温暖化が叫ばれるようになる前の状態に戻すのは、簡単なことではないですよね。

だからこそ、珊瑚を死なせないためにも、珊瑚が死んでしまう原因は、できる限り排除しなければいけません。

ただ、温暖化などを改善させるのは簡単なことではないですから、人間が何代にも渡って、珊瑚保護に取り組んでいくしかないのでしょうね。

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