どうもどうも!ユウポンです。

先日、知人と他愛もない世間話をしていました。そのとき、私の好きな食べ物の話をすると、知人に「痛風になりやすい食べ物ばかりだな」と言われました。

痛風は、強烈な痛みに襲われるということは知っていましたので、痛風になりやすい食べ物を控えようと思い、専門書を数冊購入して色々と調べてみました。それで、痛風のリスクを考えると、頻繁に食べない方が良い食材が分かりましたので、ご紹介させて頂きますね。

ただ、その前に、なぜ痛風になるのかを簡単に説明させて頂きますね。それを知っておくのと知らないのとでは、痛風予防に大きな違いが出てきますので…。
 


※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。

【参考文献】  

①痛風・高尿酸血症 監修:日高雄二(高橋書店)
②図解でわかる痛風・高尿酸血症 著:監修:谷口敦夫・牧野直子(主婦の友社)
③痛風ウソ?ホント! 著:大山 博司(悠飛社)


 
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痛風になる原因は?


痛風になる過程を簡単に説明すると、下記のような感じです。ちなみに、下記の中で出てくる「尿酸」とは、新陳代謝で古い細胞が死んでいくときに作られるモノです。

■ 痛風になる原因

  1. 体内の尿酸が一定量を超えて飽和状態になる
  2. 尿酸が血症化して尿酸塩となる
  3. 白血球が尿酸塩を攻撃する
  4. 白血球から炎症を起こす物質が放出される
  5. 白血球から放出された物質がまわりの関節組織を刺激する
  6. 激しい炎症を引き起こす

 
要するに、尿酸塩は、体内では異物ですから、白血球が攻撃する訳です。そのとき、白血球から炎症を起こす物質が放出されて、まわりの関節組織が炎症を起こしてしまいます。その炎症に伴って痛みが出るのですが、その痛みが「痛風」という訳です。

痛風の原因になっている尿酸は、新陳代謝で作り出されるプリン体から作られます。だから、プリン体を多く含む食べ物を頻繁に食べていると痛風になりやすくなります。

ですから、痛風になりやすい食べ物を知って、頻繁に食べないようにすることが痛風予防になります。そのため、次の章では「痛風になりやすい食べ物」をご紹介しますね。

痛風になりやすい食べ物一覧


血清尿酸値が7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症になってしまって「痛風」になるとされています。

でも、そんな難しいことを言われても、一般の人には分からないですよね。だから、日本痛風・核酸代謝学会は、痛風を予防するためには「尿酸値が高い人は、プリン体の摂取は1日400mgを越えないように」と指導しています。

その指導は、「尿酸値が高い人」と前置きがありますけど、自分の尿酸値なんて分からないですよね。だから、「プリン体の摂取は、1日400mgを越えないように」という部分だけを気にしておけばいいと思います。

いずれにしましても、私は、痛風になりたくないので、とにかく「痛風になりやすい食べ物」を知っておきたかったんです。痛風になりやすい食べ物とは、プリン体を多く含んでいる食べ物です。だから、プリン体を多く含んでいる食べ物を調べました。

日本痛風・核酸代謝学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」を見ると、プリン体を多く含んでいる食べ物を「極めて多い」と「多い」に分けて紹介されていましたので、そのまま抜粋してご紹介しますね。

■ プリン体を多く含んでいる食べ物(100gあたり)

★プリン体が極めて多い食べ物(300mg以上)

  • 746.1mg:煮干し
  • 493.3mg:鰹節
  • 379.5mg:干し椎茸
  • 312.2mg:鶏レバー:
  • 305.7mg:マイワシ干物:
  • 305.5mg:イサキ白子:
  • 399.2mg:あんこう肝酒蒸し

★プリン体が多い食べ物(200~300mg)

  • 284.8mg:豚レバー
  • 219.8mg:牛レバー
  • 273.2mg:大正エビ
  • 245.8mg:マアジ干物
  • 225.7mg:オキアミ
  • 210.4mg:マイワシ
  • 211.4mg:カツオ
  • 208.8mg:サンマ干物

 
上記で、プリン体の摂取は1日400mgが上限であることを説明しましたけど、これは、毎日のように、プリン体含有量の多い食べ物を食べている人の話です。

私は、飲みに行ったときに、レバー(焼き鳥)を2~3本ほど食べたりしています。でも、痛風になったことはありません。これは、飲みに行くのは、1ヶ月に数回程度のことだからだと思います。

という訳で、たまに食べる程度であれば、1日400mgを多少越えてしまっても大丈夫だと思います。

それにしても、煮干しや干物は、体に良い食べ物だと思っていたのですが、痛風のリスクを考えると、食べ過ぎない方が良いというのは意外でした。煮干しを100g食べると、それだけで1日の許容範囲をはるかに超えてしまうんですから…。

ただ、上記で紹介した食べ物をよく食べている人は、足などに痛みを感じると、「痛風かも…」と思ってしまいますよね。でも、それが痛風なのか、全く違う病気なのかは、医者でもない限り分からないですよね。

だから、次の章で、痛風かどうかを判断するための基準をご紹介しますね。

痛風の判断基準は?


公益財団法人・痛風財団の資料によると、痛風の診断基準は下記のように解説されています。

■ 痛風の診断基準

  1. 症状が出てから1日以内にピ-クに達する
  2. 以前にも同じような症状があった
  3. 一度にひとつの関節だけに症状がある
  4. 関節の部位が赤くなる
  5. 関節が腫れている
  6. 足の親ゆびの付け根の関節に激痛、腫れがある
  7. 片足の親ゆびの付け根の関節に炎症がある
  8. 片足の足首の周りの関節に炎症がある
  9. 血液検査で尿酸値が高い

ちなみに、痛風の痛みが出やすい部位は、下記の9ヵ所です。

■ 痛風になりやすい部位

  1. 足の親指の付け根
  2. 足の甲
  3. かかと
  4. ヒザ
  5. 手の指
  6. 手の甲
  7. ヒジ
  8. 耳たぶの縁

 
痛風は、上記の9ヵ所で起きやすいのですが、約70%が足の親指の付け根なんだそうです。痛風は、何度も繰り返す人がいるのですが、初めて痛風になったときは、約90%が「くるぶし」より先の指の関節で起きるようです。

という訳で、プリン体含有量の多い食べ物をよく食べている人は、上記の9ヵ所で激痛を感じたら、痛風を疑った方がいいということですね。当然、その場合は医者に診てもらって、適切な治療を施す必要があります。

でも、どうして足の指に症状が出やすいのでしょうね?

足の指に症状が出やすいのは、足の指は、体の末梢にあるので血流が悪く、体温が低くなりやすいからではないかとみられているようです。あと、歩いたり運動をしたりすると、足の運動量が多くなるので、足の指の関節組織が痛みやすいからという説もあるようです。でも、ハッキリした理由は解明できていないらしいです。

いずれにしましても、痛風の診断基準や、痛風の症状が出やすい部位は分かりましたよね。ただ、痛風だと思っていても、実は全く違う病気だった…ということも少なくないようです。

ですから、次の章では、痛風と間違いやすい病気についてお話しますね。

痛風と間違いやすい病気は?


「痛風かな?」と思っても、痛風と似ているだけで、全く違った病気である場合があります。そこで、この章では、痛風と似た症状の病気を簡単にご紹介しますね。

①偽痛風(仮性痛風)
この病気は、偽痛風というぐらいですから、痛風ではありません。しかし、痛風と似ている点がありますので、痛風と間違いやすいのです。偽痛風の症状は、関節の腫れや痛み・皮膚の充血・熱感です。ただ、症状の半数以上がヒザに出るのですが、痛風のように、足の親指の付け根に症状が出ることは稀だそうです。しかも、痛風ほどの激しい痛みもないらしいです。でも、根本的な治療法が確立されていないので、何度でも発症するそうです。

 

②関節リウマチ
関節リウマチは、よく聞く病名ですよね。この病気は、関節に炎症が起きるのですが、進行すると軟骨や骨が変形したり破壊されたりします。痛風との大きな違いは、貧血・倦怠感・疲労感・微熱・体重減少・食欲不振などが伴うことです。あと、痛風は、ヒザから下に起こることが多いのですが、関節リウマチは、手・ヒジ・肩など腕や手に比較的多く現れます。

 

③回帰性リウマチ
リウマチと名付けられていますけど、関節リウマチとは全く異なる病気です。主な症状は、関節の痛みや腫れで、皮膚が充血して赤くなります。よく発症する部位は、手の指の関節・手の関節・ヒジ・肩の関節・足の関節などで、稀に股関節にも起こるそうです。激しい運動をした後や、飲酒のあとに発症することがあるらしいですけど、原因はよく分かっていないそうです。

 

④塩基性リン酸カルシウム結晶沈着症
この病気は、カルシウムの結晶が関節に溜まってしまい、炎症を引き起こす病気です。痛みがないことが多いのですが、患部が赤く腫れて熱を持って、激しく痛む場合もあります。発症部位で1番多いのは、肩関節ですけど、しばしばヒザ関節に症状が出る場合もあるようです。

 
他には、変形性関節炎・外反母趾(がいはんぼし)・爪周囲炎(そうしゅういえん)・蜂窩織炎(ほうかしきえん)・化膿性関節炎なども、痛風と間違われることがあります。あと、神経痛で関節が痛むときや、水虫で足の指が腫れたときも、痛風と間違ってしまうことがあるようです。

いずれの場合も、素人判断は出来ないので、「おかしいな」と思ったときは、迷わず病院へ行き、適切な処置を施してもらうことが大切ですね。

なお、痛風は、何の前触れもなく突然発症することが多い病気です。そのため、初めて痛風になったときは、「前兆」のようなものはありません。

ただ、痛風を一度でも経験すると、次に痛風を発症するときは、その前兆として、関節がピリピリしたり、ムズムズしたりすることが多いと言われています。しかも、痛風を繰り返す回数が多い人ほど、そのような前兆を感じることが多いようです。

ところで、痛風になっても、病院で治療しない人もいるそうです。もし、痛風を放っておくと、どうなるのでしょうね。次の章では、その辺りのことをご紹介しますね。これは、非常に大切なことですから、ぜひ目を通しておいて下さいね。

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痛風を放置するとどうなるの?


痛風の痛みは、症状が出始めると、時間が経つにつれて激しさを増していきます。そして、症状が出始めてから24時間ぐらいでピークになって、一番ツライ状態になります。その状態のときは、クツを履くことは出来ないですし、中には、寝るときに布団を掛けることが出来ない人もいるそうです。

そこまでいくと、重症と言ってもいいのではないかと思います。

でも、早ければ数日で痛みは治まりすし、多くの場合、2週間ほどで何ごともなかったかのように、自然に治ってしまいます。何故、強烈な痛みがウソのように治まってしまうのかは、今のところ解明されていないそうです。

ただ、治療を受けずに放置しておくと、半年~1年後に、同じような症状を出てくる可能性が高いそうです。

そして、症状が出ても治療をせず、自然に治るのを待つ…ということを繰り返していると、その間隔が短くなるだけでなく、足首やヒザなど、他の関節にまで腫れが広がっていくそうです。

痛風を患って、治療を受けないままでいると、10年ぐらいで痛風は慢性期となって、痛風結節(皮膚に出来るコブのようなモノ)が、手・腕・耳などに現れるようになります。

という訳で、痛風は慢性化する病気ですから、自然に治ったからといって放っておかずに、病院で適切な治療を受けることが、とても大切だということですね。

最後に

いかがでしたでしょうか?痛風の痛みは想像を絶するほどだと聞いていますので、私は痛風には絶対になりたくないと思っています。だから、痛風になりやすい食べ物について調べました。

それで、みなさんに情報提供させて頂きました。今回の情報が少しでも、お役に立てばいいのですが…。

ちなみに、痛風という呼び方の由来は、「風が吹いただけでも痛む」からだと思っている人が多いようですね。でも、実は違うそうです。痛風の「風」という字は、病気のことを指しているそうです。つまり、痛風とは「痛い病気」を直訳した呼び方なんだそうです。

いずれにしましても、その痛い病気にはなりたくないですから、痛風になりやすい食べ物を食べ過ぎないように気をつけて、しっかり予防していこうと思います。

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