元気そうに見えても、実は病気を発症する直前ってことはあり得ます。ただ、獣医師でもないのですから、病気を見抜くなんて出来ないと思ってしまいますよね。

でも、おしっこには、色んなヒントが隠されているんです。

おしっこをチェックすると言っても、検査薬を使用したり、高額な機器で検査する訳ではありません。犬がおしっこをしたとき、色を見たり臭いを嗅いだりするだけです。

その程度のことであれば、飼い主さんでも出来ますよね。その辺りのことを詳しく紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

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犬のおしっこで病気が分かる

健康な犬の場合、おしっこの色は淡い黄色~薄い茶色で透き通っています。そのため、下記のような色をしている場合、何らかの病気を患っている可能性がありますので、毎日注意してみてあげて下さい。

ただ、ネコも一緒に飼っている人は注意が必要です。

それは、健康なネコのおしっこは、少し濃いめの黄色だからです。そのため、ネコのおしっこを基準にして、犬のおしっこの色を判断すると勘違いしてしまう可能性があります。

という訳で、犬のおしっことネコのおしっこの色は、少し違うことを知っておいて下さい。

■犬のおしっことその原因

  • 回数が多い:膀胱炎・腎孟腎炎・子宮蓄膿症・前立腺肥大
  • 量が多い:糖尿病・腎不全・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
  • 色が薄い:糖尿病・腎不全
  • 色が濃い:膀胱炎・黄疸
  • 赤・ピンク:膀胱炎・尿路結石・中毒・筋炎・フィラリア感染症
  • 濁っている:膀胱炎・子宮蓄膿症・前立腺肥大・前立腺腫瘍
  • キラキラしている:膀胱炎・尿路結石
  • 臭いが強い:膀胱炎
  • 量が少ない:膀胱炎・前立腺肥大・尿路結石
  • 出ない:膀胱炎・前立腺肥大・尿路結石
  • トイレの時間が長い:膀胱炎・前立腺肥大・尿路結石

犬のトイレですが、シートにさせている場合や、外でやるクセが付いてる場合、オシッコの色を確認するのは難しいですよね。

特に、メス犬の場合、しゃがんでおしっこをしますので、シートやアスファルトに残ったおしっこを見ても、色を確認することが出来ません。

そのような場合、おしっこを綿棒に吸わせて、色や臭いを確認するようにして下さい。おしっこのチェックは、病気の早期発見に繋がりますので、定期的に行うことをお勧めします。

なお、いつもより水を多く飲む場合のことを多飲症と呼び、いつもよりおしっこの量が多い場合を多尿症と呼ぶのですが、多飲症や多尿症の場合、糖尿病や腎不全を患っていることが多いので注意が必要です。

■ 多飲症と多尿症の判断基準

  • 多飲症:体重1kgにつき、1日100ミリリットル以上
  • 多尿症:体重1kgにつき、1日50ミリリットル以上
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命にかかわる病気も発見できる

水を飲む量やおしっこの量は、数値で説明されても分かりにくいと思われますので、普段の飲水量や排尿量を把握しておくことが大切です。

犬は、家のトイレや散歩中におしっこをしますが、躾けの仕方や生活スタイルによって、おしっこの回数には違いがあります。ただ、おしっこで色んなことが分かりますので、愛犬の変化にスグ気付けるように、1日の排泄パターンは把握しておくべきです。

あと、おしっこをする回数が増えても、おしっこの量が増えたとは限りません。

排尿回数が増えても、1回の排尿量が少ない場合は、典型的な膀胱疾患の症状です。しかも、オスの場合は、尿路結石によって尿道がふさがれている可能性もあります。尿道がふさがって尿毒症になると、死に至る場合があります。

という訳で、尿のトラブルは、糖尿病や腎不全など、命にかかわる病気が原因になっている場合は少なくありません。

そのため、下記のような状態であることを確認したときは、すぐに動物病院で診てもらうべきです。

■ 尿トラブルを察知

  • おしっこの色の異常
  • 陰部を舐める回数が多い
  • トイレの回数が多い
  • 水を大量に飲み大量のおしっこをするむ
  • お腹が膨らんでいる
  • 食欲がない
  • 元気がない

おしっこの変化に注意をしていても、変化に気付けないことは少なくありません。

そのため、尿検査を含む定期検診がお勧めです。定期検診を受ければ、泌尿器系の病気だけでなく、臓器や組織の異常も分かります。

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