どうもどうも!
鳥の名前を書くとき、大抵はカタカナで書くことが多いのではないでしょうか。でも、ほとんどの鳥の名前には漢字があります。
そこで、今回は、鳥の名前の漢字を一覧にしてみました。併せて、名前の由来もご紹介しています。
ただ、由来に関しては諸説ありますので、ご紹介している由来は、諸説の中の1つだと思っておいて下さいね。
※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。
【参考文献】
①野鳥の呼び名辞典 著:高林祐志(株式会社世界文化社)
②鳥の名前 著:大橋弘一(東京書籍)
③鳥の雑学事典 著:山階鳥類研究所(日本実業出版社 )
身近な鳥の漢字一覧
この章では、比較的よく見る鳥を集めました。知っている鳥も多いと思いますので、漢字が分かる鳥も多いと思いますョ。
【名前の由来】
「ウーグイと鳴くス」という意味で、「ス」は鳥を指す古い接尾語です。ウグイスも、鳴き声をそのまま呼び名にして、何のヒネリもないですね。
【名前の由来】
「ミュー」や「ミャァ」という鳴き声が、猫の声に似ていることから名付けられました。でも、似たような鳴き声の鳥は、他にもいると思うのですが…。
【名前の由来】最初は「シラトリ」と呼ばれていたようですけど、安土桃山時代の頃から音読みで呼ぶようになったそうです。真っ白な鳥ですから、これも見たままを名前にしたということですね。
【名前の由来】
尾が長い鳥ということで、この鳥も見た目から名付けられました。ちなみに、オナガドリと似た名前ですけど、オナガドリは尾が長いニワトリの品種ですから、間違わないようにして下さいね。
【名前の由来】
水を掻いて潜ることを「かきづぶり」と呼ぶそうで、それが転じて「カイツブリ」になったようです。それにしても、「鳰」だけで「カイツブリ」と呼ぶとは…。
【名前の由来】
軽池という地名に由来しているとする説や、古名の「クロガモ」が変化したという説もあります。
【名前の由来】
「ウ」は「浮く」という意味だと考えられています。また、水辺のカラスの意味で、鳥という字を「ウ」と読んだことが語源という説もあります。いずれにしましても、「ウ」という一文字だと、色んな理由が後付けされそうですよね。
【名前の由来】
青い鳥を意味する奈良時代の古語「そに」がソビ→セビ→セミへ変化したと考えらているらしいです。ちなみに、本種は川にいるセミなので「カワセミ」という訳です。
【名前の由来】
平安時代、ヒワ類は区別されていませんでした。しかし、安土桃山時代に「カハラヒワ」と呼ばれ、それが今の呼び方に変わったとされています。ちなみに、ヒワは、小さくて繊細なことを意味する「ひわやか」という古語からきています。
【名前の由来】
キジに似ているハトなので、このような名前が付けられたようです。ただ、キジに似ているのはメスだけで、オスは似ていません。
【名前の由来】
ケラは「キツツキ」のことで、キツツキが建物を叩くことから「寺(テラ・ケラ)つつき」と呼ばれていました。コゲラは、小さなキツツキということで、「コケラツツキ」となり、それが転訛したとされています。
【名前の由来】
コサギの由来は、白いモノを指す「さやけき」という古語が語源になっているという説が有力なようですけど、他にも諸説あります。
【名前の由来】
シジュウは、「ジュクジュク」または「シジュシジュ」と聞こえる鳴き声が元になっていて、カラは小鳥を意味する古い方言です。
【名前の由来】
ジョウは、お爺さんを意味する「尉」で、頭の白銀色を老人の白髪になぞらえたとされています。そして、ヒタキは「ヒッヒッ」鳴く声を火打ち石の音として聞き、「火焚き」と呼ばれたことが語源です。
【名前の由来】
「シュンシュンと鳴くメ」が縮まって「シュンシュンメ」となり、それがスズメとなりました。ちなみに、「メ」とは、小さな鳥を指す古い接尾語です。
【名前の由来】
ツバメは、ツバクラメを縮めたモノとされていて、ツバは鳴き声(チュパ)で、クラメは小鳥を意味する古い方言とされています。ちなみに、以前はツバクラメの他に、ツバクロとも呼ばれていました。ツバクロの「クロ」は、お腹以外は黒いからだと思われます。
【名前の由来】
優れた飛翔力から「飛び」という言葉が語源になっているようです。鳶職(とびしょく)の語源も、トビのように高い所を飛び回るようにして仕事をする所からきているのでしょうね。
【名前の由来】
鶺鴒(セキレイ)は漢語の音読みです。ですから、ハクセキレイは、白っぽいセキレイ類という意味で名付けられたということです。要するに、白いセキレイということですから、ヒネリが無くそのままですね。
【名前の由来】
「ハシ」は嘴(くちばし)のことです。ですから、くちばしの太いカラスという意味です。見た目をそのまま名前にしたということですね。
【名前の由来】
晴れた日に鳴くので「日晴」から来たという説や、「ピーパルピーパリ」とさえずるので、その鳴き声が由来になっているという説もあります。なお、どこまでも高く雲に向かって飛ぶので、雲雀という漢字が当てられたようです。
【名前の由来】
「ヒーヨーヒーヨ-」と鳴くので、ヒヨドリと名付けられたようです。鳴き声を名前にした典型的なパターンですね。
【名前の由来】
椋(ムク)の木に出来た洞(穴)に好んで巣を作って、椋の木の実を食べるので「ムクドリ」と名付けられたという説が有力です。ただ、「群れ来る鳥」が転じて名付けられたという説もあります。
【名前の由来】
メジロも見た目が由来です。目の回りが白く縁取られているので、その見た目から付けられた名前です。ちなみに、漢字では「目白」と書くことが多いのですが、「繍眼児」と書く場合もあります。繍眼児は、白い部分の羽毛が、刺繍のような質感に見えるからだそうです。
【名前の由来】
海岸から内陸の湖沼に現れることもあるため、奥地を意味する古語「ユリ」のカモメという意味で名付けられたという説や、百合の花のように美しいカモメと考える説があります。あと、入り江によくいるため、「いりえかもめ」が転じたとする説もありますので、どれが正解なのかは分からないですね。
ここまでは、比較的よく見る鳥をご紹介してきました。次の章では、野山に生息している鳥シリーズということで、ご紹介させて頂きますね。
野山に生息している鳥の漢字一覧
こちらの章では、野山に生息している鳥に的を絞って、漢字や名前の由来などをご紹介させて頂きますね。
【名前の由来】
カッコウの名前の由来は、鳴き声そのものです。ちなみに、日本と同じ名前で呼んでいる国があるそうです。カッコウの鳴き方は、名前にしたくなるほど印象的な鳴き声ということなのでしょうね。
【名前の由来】
他の鳥の鳴き声を真似る習性があるので、「百舌」または「百舌鳥」という漢字を当てられたようです。ちなみに、「モ」は「百」で、「ス」は鳥を指す古い接尾語です。
【名前の由来】
耳のように見える羽角(鳥の頭部に見られる左右一対の羽毛の束)が小さいので、小さい耳が付いたズクという意味で名付けられたようです。ちなみに、耳の長いウサギに似ているということで、「木莵」と付けられたようです。でも、ウサギのようには見えないと思うのですが…。
【名前の由来】
「フクルクホーホー」と聞こえる鳴き声が名前の語源で、「フクルク」の部分が「フクロウ」となったとされています。ということは、「ホーホー」の可能性もあったという訳ですよね。「ホーホー」も可愛い感じがしていいんじゃないかと思うのですが…。
【名前の由来】
古名の「きぎす」が略されてキジになったとされています。なお、「きぎす」は「キーギーと鳴くス」という成り立ちの言葉ですから、キジの名前も鳴き声に由来しているという訳です。ちなみに、上記でも説明させて頂きましたが、「ス」は鳥を指す古い接尾語です
【名前の由来】
ツグミに関しては、語源の定説がありません。ただ、木の実を突くようにして食べるので、「突く実」が由来だとする説があります。でも、木の実を突くようにして食べる鳥は、他にもたくさんいますので、この説はどうかなと思ってしまうのですが…。
【名前の由来】
脇腹が赤色なので、それが語源になっています。ちなみに、よく似た種に「シロハラ」がいますけど、こちらは白っぽい腹をしています。分かりやすい語源ですけど、腹が赤い鳥は他にもいますから、名前だけでは見分けにくいですね。
【名前の由来】
目の上の斑(眉斑と呼ぶ)が白いことが語源です。マミとは、古語で眉のことを指します。マミジロは真っ黒な鳥ですから、目の上の斑がなければ、カラスと間違われるでしょうね。
【名前の由来】
野にいるコマドリという意味が語源になっています。なお、ノゴマは「コマドリ」と近縁の鳥です。
【名前の由来】
仮名標記の「あかひけ(赤い毛)」が「あかひげ(赤髭)」と誤読されたことが、アカヒゲと呼ばれるようになった由来だそうです。アカヒゲは、クチバシの下の部分は黒いですから、アカヒゲ(赤髭)は変ですよね。それでも「アカヒゲ」になるんですから、名付けというのはいい加減なものですね。
【名前の由来】
瑠璃は七宝のひとつとされる青い宝石のことです。ちなみに、小型のコルリとの対比で「大きな瑠璃鳥」という意味で、大瑠璃(オオルリ)とされたようです。
【名前の由来】
普通に考えれば「頬が白い」からということになりますよね。確かに、それが語源とされているのですが、頬を膨らませて著しくさえずることから「頬、著しい」が語源だとする説もあります。
【名前の由来】
アオジの語源は「あおしとど」が変化して略されたモノだとされています。「あお」は緑色系の色のことです。「しとど」は泣き声が由来だとする説と、目の周囲の黒い部分の呼び名が由来だとする説があります。ちなみに、昔の巫女が目の周囲を黒く化粧していたことを「しとどめ」と言います。
【名前の由来】
冠羽を立てた時に頭が大きく見えるので、その意味で「頭が高い」ことからカシラダカ(頭高)と呼ばれるようになったとされています。
【名前の由来】
「チュイーン」や「ジュリーン」と鳴くので、それが語源とされています。鳥の場合、鳴き声が語源になっている場合が多いのですが、体は似たタイプが多いので、どうしても鳴き声を使うことが多くなってしまうのでしょうね。
【名前の由来】
ヒレンジャクの「ヒ」は、尾羽先端部の緋色のことです。そして、群れる鳥なので「連なる」の「連」が使われ、小鳥なので「雀」という感じが当てられています。
【名前の由来】
猿の赤い顔を連想して、猿の古名「まし」を赤い鳥になぞらえたのが語源だそうです。鳥の名前に「猿」を使うなんて、イメージが狂ってしまいますよね。
【名前の由来】
しばしば大群を作ることがあるので、「集鳥(あつとり)」が縮まって「アトリ」になったと考えられています。でも、大群を作る鳥は、他にもたくさんいますよね。ですから、この鳥に限って、何故そのような由来になったのか調べたのですが、そこまでは分かりませんでした。
【名前の由来】
食い違ったクチバシを「ひねくれている」と捉えられてしまって、同じような意味の古い形容詞である「いすかし」が由来になっているとされています。
【名前の由来】
口笛を吹くことを古い言葉で「うそぶき」というのですが、この鳥の鳴き声が口笛の音に似ているので、「うそぶき」の「うそ」を取って名付けられました。「うそ」という言葉はイメージが悪いので、どうせなら「ぶき」の方が良かったのではと思ってしまうのですが…。
【名前の由来】
長い尾羽が柄杓(ひしゃく)の柄のように見えることから名付けられたとされています。なお、尾の長さと同時に、体の小ささも表現していると言われています。
【名前の由来】
頭頂部の黄色を菊の花に見立てて、頭に菊の花を載せているという意味で名付けられたようです。私が見る限り、頭の黄色の部分は、菊には見えないですけどね。
【名前の由来】
センダイムシクイは「チヨチヨピー」と鳴くので、「チヨチヨ」の部分に「千代千代」という漢字を当てて、それを音読みにして「センダイ」という和名にしたそうです。ですから、センダイムシクイは千代虫喰という漢字なのですが、仙台虫喰という場合もあるようです。ただ、「仙台」とした理由は分かりませんでした。
【名前の由来】
コヨシキリは、葦(よし)の茎を切って、その中にいる虫を食べるので「葦切」が語源になったとされています。ちなみに、葦は「あし」とも読むのですが、「あしは悪しに通ず」ということで「忌み言葉」として嫌われたので、「よし」になったという説があります。
【名前の由来】
シマセンニュウの「シマ」は北海道を意味します。シマセンニュウは、藪の中を自在に動いて暮らしているので、それを仙人になぞらえて、「仙入」や「仙遊」と表記するようになったようです。
【名前の由来】
セッカの語源は諸説ありますけど、「セッセッセッ、カッカッカッ」という風に鳴き声が聞こえたということが、語源とする説が有力なようです。
【名前の由来】
カヤクグリの「カヤ」は、藪や茂みのことです。カヤクグリは、冬に山麓へ漂行したとき、茂みに潜むように暮らすので、「茅潜/萱潜/榧潜」という漢字が当てられたとされています。ちなみに、パッと見は特徴が無さそうな姿ですけど、高い声の清々しい魅力的な鳴き声をするそうです。
【名前の由来】
見た目が特徴的ですから、名前の由来はそれかなと思う人は少なくないような気が…。でも、本当の由来は、鳴き声が「月・日・星・ホイホイホイ」と聞こえるので、三つの光とこじつけたのが語源になったようです。
【名前の由来】
ビンズイの名前も、鳴き声が由来になっています。ビンズイの鳴き声は、「ビンビン、ズイズイ」とも聞こえるので、そこから名付けられたとされています。
【名前の由来】
カササギの語源は朝鮮語です。カサは「カシャカシャ」という鳴き声に由来するこの鳥の朝鮮名で、サギは騒がしいことを意味する朝鮮語だそうです。どうして、朝鮮語が由来になったのかを調べましたが、そこまでは分かりませんでした。
【名前の由来】
古来は、聖域である高山に住む鳥として「霊の鳥」と呼ばれていたそうです。それが「ライチョウ」へと変化したと言われています。
【名前の由来】
狩りのために素早く飛び回る「疾(はや)き鷹」という意味の「はしたか」が変化して「ハイタカ」となったようです。
【名前の由来】
チョウゲンボウの名前の由来は不明で、有力といえる説もないようです。ただ、憶測としては、北関東の方言でトンボを意味する「げんざんぼう」という言葉があるので、「鳥」と「げんざいんぼう」を合わせて、それが変化したのではないかという考えがあるようです。
【名前の由来】
速い翼を意味する「速総(はやふさ)が変化して「ハヤブサ」になったとされています。ちなみに、ハヤブサは猛禽類の中で、最も速く飛ぶことが出来ると言われていて、狩りをするときは、時速200キロぐらいのスピードを出すそうです。
【名前の由来】
文字通り「大きなワシ」が語源です。ワシは、輪を描いて飛ぶから「輪し」または強引にモノを奪う悪い鳥なので「悪し」といった考え方が一般的なようです。
という訳で、この章では野山に生息している鳥を特集しました。それでは、次の章では水辺にいる鳥シリーズということでご紹介しますね。
水辺に生息している鳥の漢字一覧
こちらの章では、水辺に生息している鳥に的を絞って、漢字や名前の由来などをご紹介させて頂きますね。
【名前の由来】
「磯にいるシギ」ということで名付けられたようですけど、イソシギは海岸にしかいない訳ではなく、草地などでもよく見かける鳥です。
【名前の由来】
タシギなど地上にいることが多いシギ類のグループが「地鷸(シシギ)」で、その大型の種という意味で名付けられたそうです。
【名前の由来】
魚を補食する生態から、「魚食み」が変化したのが由来とされています。魚を食べる鳥は多いのに、どうしてオオハムだけが、そのような由来になったのかは不明です。
【名前の由来】
雌雄の仲むつまじい様子から、愛おしいことを意味する「愛(をし)」が語源になっていると言われています。人間の場合も、仲のいい夫婦を「おしどり夫婦」と呼びますよね。
【名前の由来】
秋沙は「秋去り」が変化したもので、カワアイサが現れると秋が去って冬になるという意味だと考えられているようです。なんだか哀愁のある由来ですよね。
【名前の由来】
川にいるトリで、全身が黒っぽいので、カラスに例えられたということのようです。でも、本当は黒ではなく、チョコレート色なんですけど…。
【名前の由来】
キンクロは、目の金色と体の黒色のことで、「金目黒」または「黄目黒」が短縮されたモノだと考えられているそうです。ただ、黒い首を意味する「襟黒」が語源とする説もあります。
【名前の由来】
「クイと鳴くナ」が語源で、「クイナキ」が短縮されたようです。ちなみに、「ナ」は「鳴く」の語幹です。
【名前の由来】
アイヌ語で赤い足を意味する「ケマ・フレ」が語源とされています。赤色というよりは、オレンジ色に近いかとは思うのですが…。
【名前の由来】
鳴き声が「ケリッ」と聞こえるので、そのままケリと呼ばれるようになったようです。
【名前の由来】
アホウドリは、洋上の孤島で繁殖し、人の存在を知らなかったので、人に対する警戒心がありませんでした。ですから、簡単に捕獲することが出来たので、アホウドリとされたとする説が一般的です。なお、コアアホウドリは、小型のアホウドリという意味ですけど、全長80センチぐらいで、翼を広げると2メートルほどになります。
【名前の由来】
コアジサシは、刺すように水中に飛び込んで魚を捕らえるので、このような名前が付いたらしいのですが、鰺(あじ)だけを食べる訳ではなく、アジとは魚類全般を意味するそうでです。
【名前の由来】
チドリ類は、たくさん群れる鳥なので「千鳥」とされたようで、コチドリは小型のチドリという意味です。
【名前の由来】
ゴイサギに似た鳥で、翼の模様が笹の葉を連想させるために、ササゴイと名付けられたそうです。
【名前の由来】
「シノリ」とは、夜明けや朝焼けを意味する古語で、雄の独特な模様を夜明けの風景に見立てて、このような名前になったとされています。
【名前の由来】
セイタカシギは、足が長く背丈が高いので、見たままの名前が付けられたようです。ちなみに、シギの語源は分かっていないようなのですが、「後から後から寄せてくる」という意味の「しき」という古語が語源だとする説があるようです。
【名前の由来】
宮中での食材によく用いられていたそうで、大膳鷸(だいぜんしぎ)と呼ばれていたらしいです。ただ、シギではないので、和名としてシギを抜いて「大膳(ダイゼン)」とされてようです。
【名前の由来】
丹は赤い色のことです。ですから、頭頂部が赤い鳥なので、「丹頂」と名付けられたそうです。鯉の場合も、目の上が赤い種を「たんちょう」と呼びますよね。
【名前の由来】
シャクは、柄杓(ひしゃく)の杓のことです。ですから、長いクチバシを柄杓の杓に見立てて名付けられたそうです。
【名前の由来】
「当年(トウネン)」は、その年に産まれたという意味だそうで、体が小さいことを表現しているそうです。鳥の名前は、鳴き声や見た目が語源になっている場合が多いので、トウネンは珍しいパターンですよね。
【名前の由来】
体の色がススの付いた鍋の色を連想させるために、鍋が用いられたようです。なお、ツルの語源は外来語が起源だと考えられているそうですけど、詳細は分かっていないようです。
【名前の由来】
水を張った水田に、しばしば現れることから、「田の番をする鳥」ということで、「バン」と呼ばれるようになったそうです。でも、実際は、田んぼの虫を食べてるだけでしょうけど…。
【名前の由来】
水生植物のヒシの実を好んで食べることから名付けられました。古い方言では、沼の主として敬う気持ちから「ぬまたろう」と呼ばれていたこともあるようです。
【名前の由来】
頭部が赤色をしているので、「緋色の鳥」の名で呼ばれるようになったのが語源とされているようです。ちなみに、緋色とは、少し黄色みのある鮮やかな赤色のことで、平安時代から使われるようになったそうです。
【名前の由来】
マガンは、「ガーンガーン」と鳴くことが、名前の由来となっています。ちなみに、奈良時代は「雁」を「かり」と読んでいました。しかし、鎌倉時代になって音読みするようになったそうです。
【名前の由来】
ミサゴは、水中に足から突っ込んで魚を捕るので、「水探る」が変化して「ミサゴ」になったとされています。
【名前の由来】
雄の美しさから「美(よ)し鴨」と呼ばれるようになったとする説や、葦(よし)が多い水辺に棲む鴨という説もあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。鳥の名前の漢字をご紹介させて頂いたのですが、漢字だけを見ると、読めないモノが少なくないですね。
いずれにしましても、鳥の名前の漢字は「当て字」が多いですから、由来を知っておくと、覚えやすいのではないでしょうか。