こんにちは!ユウポンです。
世界の国々には、それぞれ長年培ってきた文化がありますから、国によって常識や考え方が違うのは当然です。そのためそれぞれの国の法律もビックリするようなモノがたくさんあります。
日本人が絶対に納得できないような法律でも、その国では当たり前のことですから面白いですよね。そのような法律をたくさん集めてみましたので、是非ご覧下さい。話のネタにもなると思いますので…。
面白い法律・海外
日本の法律でも、納得できそうでできない法律って色々ありますよね。例えば、隣家の木の枝が伸びて来たら、その枝を切ってもらうことを「申し入れることが出来る」と規定されています。ただ、それだけの規定ですから、自分の敷地内に伸びてきた枝を勝手に切ることは出来ません。
でも、木の根が自分の敷地内に伸びてきたら、それは勝手に切ることが認められているのです。だから、隣家の桃の木が伸びて来ても、桃を勝手に取ることは出来ないのですが、竹林から伸びてきて、自分の敷地内に生えたタケノコは勝手に取っても良いのです。
簡単に言えば、地面より上の空間はダメだけど、地面から下は自由にやっていいってことですね。
このような法律は、チョット難しい話でしたね。でも、世界には、単純明快な法律ですけど、日本人には理解し難い法律や、ビックリするような法律がたくさんありますので、それらをご紹介させて頂きますね。
次々に、軽く読み進めて頂くと、結構楽しんで頂けると思いますョ。
■ 法廷ではカツラ着用が義務
イギリスの法廷では、裁判官はモーツアルトみたいな白いカツラを付けるのが義務となっていました。でも、経費削減などの理由で、2008年に民事裁判に限って、一部の地方でカツラが廃止されました。ただ、刑事裁判では、現在でもカツラをかぶる慣習は守られているようです。
ちなみに、イギリスの植民地だった香港では、イギリスの慣習が守られています。何度も廃止が検討されたらしいのですが、「威厳がなくなる」という理由で反対され続けて、現在でもアノ大きな白いカツラを裁判官はかぶっているそうです。
イギリス人なら似合うと思うのですが、アジア人がモーツアルトのようなカツラをかぶると、滑稽な感じになってしまうんじゃないかと思うのですが…。
■ 初夜の翌日、親族にシーツを見せなければならない
イスラム教では、女性は肌を見せることさえ厳しく禁じられていますよね。それだけでなく、結婚する前の男女は、手をつなぐことさえ禁じられているそうです。日本なら、中学生でもそれぐらいのことはしてますから、ちょっと考えられない法律ですよね。
そこまで厳しい法律ですから、婚前交渉も当然認められていません。そのため、新婚初夜の翌日は、女性が未経験であったことを証明するために、血の付いたシーツを親族に見せないといけないそうです。ただ、その法律を破ってしまうカップルは少なくないようで、羊の血をシーツに付けたりして、ごまかすこともあるらしいです。
■ 絶対に夫婦別性しなければいけない
カナダのケベック州では、個人主義と男女平等の精神が、日本とは比較にならないぐらい重んじられているそうです。そのため、1981年に必ず夫婦は別の姓(名字)を名乗らなければいけないと制定されて、翌年から施行されたらしいです。
となると、子供の姓をどうするかが問題になりますよね。ケベック州では、子供の姓は「夫の姓」「妻の姓」「両方の姓」の中から選ぶことが出来るそうです。夫か妻の姓にするのは分かりますけど、両方の姓を選ぶと、役所に申請する書類などはどうするのでしょうね。
ちなみに、ケベック州では、移住者も夫婦別姓にしなければいけないので、夫の姓を名乗っていた妻は、健康保険証や免許証なども、結婚する前の姓にしなければいけないそうです。男女平等の精神がどんどん進んでいくと、日本も同じようになっていくのかも知れないですね。
■ カップラーメン禁止
オーストラリアの空港では、持ち込み禁止とされているモノが多くあります。例えば、生肉類・乳製品など食べ物も厳しく規制されているのですが、スポーツ用品やキャンプ用品などでも土が付着していると持ち込みは認められないらしいです。それは、害虫や病原体が含まれているかも知れないというのが理由だそうです。
あと、カップラーメンもダメなのです。その理由は、カップラーメンには乾燥肉が含まれているからです。要するに、生肉も乾燥肉もダメということですね。他には、レトルトカレーも肉などが含まれているのでダメだそうです。
ただ、バターやチーズなどの乳製品はダメなのですが、赤ちゃん用の粉ミルクだけは、滞在期間に応じた分量を事前に申請しておけばOKなんだそうです。なお、本来は禁止とされているモノでも、事前に申請しておけばOKになることもあるようです。
■ 水の入ったバケツ放置は厳禁
シンガポールはキレイな町で有名ですよね。そのキレイさを維持するために、ゴミをポイ捨てすると罰金を課せられます。チューインガムに関しては、ポイ捨てどころか、製造・販売も禁止されているほどです。
他には、水の入ったバケツを放置してはいけないと定められています。
これは、美観の問題ではなく、バケツに水を入れた状態で放置すると、そこにボウフラが湧いてしまうからです。シンガポールは熱帯雨林気候ですから、マラリアやデング熱が大きな社会問題となっています。そのため、ボウフラが育って蚊になると、伝染病が広まってしまうので、細心の注意が払われているということのようです。
なお、家庭の植木鉢の下や洗濯機の下などに水が溜まっていないか、抜き打ち検査をされることがあるらしいです。伝染病を広めないために、日本では想像できないぐらい徹底されていますね。
■ 死んだ人と結婚できる
フランスでは、1803年に死んだ人と結婚できる法律が制定されました。答辞は、ナポレオンが戦争を繰り返していましたから、戦争で死んだ男性を忘れられない女性のために、このような法律が作られたのでしょうね。
死んだ男性と結婚した女性は、男性の姓を名乗ることが出来ますし、子供は男性の子として認知されるそうです。でも、相続権は生じないそうです。あと、婚姻関係があったとはみなされないらしいです。ちなみに、死んだ人と結婚することを、日本語では「冥婚(めいこん)」というそうです。
なお、この法律に基づいて、1年に1~2回ぐらい申請が受理されているそうです。
■ スカンクの持ち込み禁止
アメリカのテネシー州には、野生のスカンクが生息しているのですが、外部からテネシー州内にスカンクを持ち込んではいけないという法律があるそうです。スカンクですから、あのニオイも理由のひとつだとは思いますけど、スカンクは狂犬病を持っているそうです。狂犬病は、死亡率が99.9%と言われていますからね。
そのため、狂犬病を蔓延させないためにも、そのような法律が定められたようです。ちなみに、スカンクにアノ臭いを放出されると、部屋の中の臭いは3日ぐらい消えないそうです。
■ 犯罪者は防弾チョッキ禁止
アメリカのニュージャージー州は小さな州ですけど、人口密度がアメリカで一番高いそうです。だから、最も混雑した州などと言われてるみたいですね。
そのニュージャージー州の「ニューアーク市」や「カムデン市」は、犯罪発生率が非常に高いらしいです。
そのため、いつも「危険な都市ランキング」の上位に入っているみたいです。という訳で、強盗事件や殺人事件が多いのですが、犯罪者が防弾チョッキを着ていると、通常の刑罰に5~10年の刑が加えられるそうです。5年以上の刑が加えられるのですから、犯罪者が防弾チョッキを着るだけで重罪扱いということですね。犯罪者は身を守るなってことですけど、何とも言えない法律ですよね。
ちなみに、ニュージャージー州の警察は人手不足だそうです。だから、ケガ人がいない交通事故ぐらいでは、警察官は来てくれないことが多いらしいです。人手不足なら、犯罪が多いのも分からないではないですね。
■ 電車での居眠り禁止
アメリカのニューヨークでは、地下鉄の電車の中で「眠ること」「うとうとすること」が禁止されているそうです。日本では、電車だけでなく、国会でも堂々と寝ている人がいますけど…。ニューヨークの地下鉄で、居眠りなどが禁止されている理由は、居眠り中の盗難が多いからだそうです。
ただ、そのような法律を作ったのは、居眠りをして盗難に遭った人が、ニューヨーク市を訴えることが出来ないようにするためでは…と考えられているそうです。アメリカの裁判では、ちょっとしたことでも莫大な損害賠償や慰謝料が請求されますからね。訴訟大国アメリカならではの法律という感じですね。
■ 両手でマナティを触ることは禁止
アメリカのフロリダ周辺では、人魚のモデルと言われているマナティが生息しています。マナティは、海にいる動物ですけど、とても寒がりな動物だそうです。だから、冬になると海水温度が下がるので、温かい泉が湧き出ているクリスタルリバーという川にも現れるそうです。
そのクリスタルリバーでは、マナティと一緒に水の中に入ることが許されているそうです。他では、そのようなことが許可されていないので、マナティと触れ合いたい観光客が大勢訪れるらしいです。
マナティは、とても温厚で人なつっこい性格をしているそうで、人間を襲うことはないそうです。ただ、人間に両手で触られると、拘束されていると感じてしまうそうです。そのため、恐怖感を抱かせたりして怖がらせてしまわないように、マナティに触れるときは片手しかダメで、両手で触ることは法律で禁止されているそうです。
ちなみに、もしマナティを傷付けてしまったら、最高で1万ドル(約100万円)の罰金らしいですョ。
■ バイク乗車時、12歳以下はヘルメット不要
ベトナムといえば、数え切れないぐらいのバイクが行き交う光景が有名ですよね。そのベトナムですけど、バイクによる事故が多いため、2007年にバイクに乗るときは、ヘルメットを着用しなければならないという法律が出来たそうです。政府の対応が、かなり遅いような気がするのですが…。ちなみに、その法律が出来る以前も、高速道路ではヘルメットの着用義務があったようですけど。
なお、日本と同じく、ベトナムでもバイクの2人乗りは認められています。ただ、ベトナムでは3人乗りもOKなのです。ただ、3人目は12歳以下でないとダメなようです。
しかし、12歳以下にはヘルメット着用の義務がないのです。日本人の感覚からすれば理解し難いのですが、ベトナムの一部の医者は、小さな子供がヘルメットをかぶると、その重さで首や頭に良くない影響があると言ってるそうです。
確かにそうなのかも知れないですけど、事故のリスクを考えたら、ヘルメットは着用すべきだと思うのですが…。
■ 迷彩柄の服を着ると罰金
タイのプーケットと言えば、アジア有数のリゾート地で、日本人も多く訪れていますよね。ただ、プーケットに行った際、気をつけなければいけないことがあります。それは、プーケットでは「迷彩柄」の服を着てはいけないということです。
タイには、軍服法という法律があって、民間人が迷彩柄の服を着ることが禁じられているらしいのです。これは、観光目的の外国人にも適用されます。
タイでは、軍人が非常に尊敬されているのですが、軍人になりすました民間人が、悪事を働くという事件が起きたので、そのような法律が出来たそうです。ちなみに、迷彩柄の服を着て町を歩くと、3ヶ月以上5年以下の禁固刑になるそうです。だから、タイに行く際は、迷彩柄の服は絶対に持っていかないようにして下さいね。
■ 試験日は誰にも分からない
イタリアのベネチアといえば、伝統的な手漕ぎボート「ゴンドラ」が有名ですよね。そのゴンドラを漕ぐ人を「ゴンドリエーレ」といいます。ゴンドリエーレになるには、まずゴンドリエーレ学校で1年間勉強しなければいけないそうです。
その後、選抜試験を受けて合格すれば、次は代理人免許試験を受けることが出来るらしいです。その代理人免許試験に合格すれば、ゴンドリエーレの下で働くことが出来ます。
でも、それで終わりではなく、本試験を受けて合格しなければ、ゴンドリエーレにはなれません。
ただ、ゴンドリエーレは、イタリアの法律で425人と決められているので、どれだけ一生懸命勉強しても、ゴンドリエーレの空きが出ないと本試験は行われないらしいです。だから、本試験の予定日は、全く分からないというか未定という訳です。
ちなみに、ゴンドリエーレの試験は、「ベネチアの歴史」「ベネチアの地理」「操船技術」「英語」「フランス語」「スペイン語」など、いくつもの試験があるようです。だから、かなり勉強しないといけない訳ですけど、いつ本試験があるか分からないのですから、勉強のスケジュールが立てにくいでしょうね。
それより、一生懸命勉強して一通り覚えても、何年も空きが出なければ、勉強したことを忘れてしまいますよね。ということは、本試験が行われるまで、勉強し続けていなければならないということになるかと…。運が良ければ、スグに本試験を受けられるられるでしょうけど。
■ 車に3人以上乗らないと走れない
インドネシアの首都ジャカルタの大通りは、慢性的な大渋滞に悩まされているそうです。それを少しでも緩和させるための施策として、「3in1(スリーインワン)」という決まりを作ったらしいです。
それは、夕方の時間帯限定らしいのですが、ジャカルタの大通りは、車に3人以上乗っていなければ走行してはいけないという決まりだそうです。
しかし、その「3in1」が始まると、迂回した道路で大渋滞が起きたそうです。しかも、ジャッキーと呼ばれる人たちまで現れたそうです。ジャッキーというのは、車に同乗することを仕事にする人のことです。要するに、ジャッキーを2人乗せれば、大通りを走行できるという訳です。
ジャッキーやジャッキーを乗せる人は、どちらも違法なので、見つかれば罰せられるのですが、そんなことはお構いなしに、大通りにジャッキーが溢れてしまったらしいです。そのため、インドネシア政府は、「3in1」の廃止を検討しているようですけど、まだ実現には至ってないみたいです。
インドネシアは、公共交通機関があまり発達していないので、道路の大渋滞はどうしようもないのでしょうね。
■ 同じ相手との結婚は3度まで
モルディブ共和国は、イスラム教の国なので一夫多妻制なのですが、5~6回結婚するのは普通なんだそうです。しかも、一度離婚した相手と再婚することも少なくないらしいです。だから、結婚や離婚が物凄く多いので、政府は「同じ相手との結婚は3度まで」と民法で制定したそうです。
ちなみに、その法律が出来るまでは、モルディブ共和国の離婚率は90%以上だったそうです。でも、その法律が出来てから、離婚率は下がったようです。それにしても、離婚率が90%以上って凄い国ですよね。日本とは、結婚や離婚に対する考え方が全く違うのでしょうね。
■ 国歌を間違えたら罰金
メキシコでは、国旗や国歌は物凄く神聖なものとして捉えられているそうです。そのため、神聖な国旗をTシャツにプリントすることは禁じられているそうです。
そして、国歌ですけど、間違えて歌うと1500ペソ(約1万1千円)の罰金だそうです。罰金といっても、人前で歌うときだけだと思いますけど…。
でも、実際に人前で歌って罰金を課せられた歌手がいます。それは、2004年に行われたサッカーの試合開始前のセレモニーで歌った歌手です。その歌手は、「もっと早くに分かっていれば、ちゃんと歌えたのに…」と嘆いていたそうです。というのも、メキシコ国歌は、10番まであるので、全部覚えてる人はそんなにいないのかも知れないですね。
■ 毎日2時間、弓矢の練習
イギリスには、中世に制定されて、改正も廃止もされないまま残っている時代遅れの法律がたくさんあるそうです。その中に「イギリスに住む14歳以上の男性は、毎日2時間ロングボウと呼ばれる長い弓の練習をしなければならない」という法律があるらしいです。
そのロングボウは、13~14世紀頃に使われていた武器らしいのですが、射程距離が500メートルを超えるらしいです。そのため、弓を引くのに強い腕力が必要で、さらに500メートル先に狙いを定めるのは、かなりの技術が必要だったようです。
ただ、その法律が出来ても、ロングボウを使いこなせる男性はあまり増えなかったらしいです。多分、ほとんどの男性は、真面目に練習してなかったのでしょうね。そして、17世紀以降になると、ロングボウは廃れていったそうです。
ちなみに、この法律は現在も残っているらしいのですが、法律を守っている男性は皆無と言っていい状態らしいです。というか、イギリス中の男性がロングボウの練習をしていたら、どこから弓が飛んでくるか分からないですから、おちおち道も歩けないですよね。
■ 金魚鉢で金魚を飼ってはいけない
イタリアのミラノにあるモンツァ市には、「ホントに?」と言いたくなるような法律があります。それは、「金魚を丸い金魚鉢で飼育してはいけない」とう法律です。その理由は、金魚鉢に入れられた金魚は、金魚鉢越しに見える歪んだ視界に苦しんでいるからだそうです。
確かに、丸い金魚鉢の中から外側を見ると、歪んで見えるとは思います。
ただ、金魚はそれで苦しんでいるのでしょうか?四角い水槽で飼った場合と、丸い金魚鉢で飼った場合、金魚の心電図にどのような変化が見られたのかなど、色々と調査した上で判断したのでしょうか。多分、そこまでのことはしていないと思うのですが…。
■ トイレを貸さないと違法
スコットランドには、「トイレを使わせて欲しいと玄関をノックした人に、トイレを貸さないのは違法」という法律があります。ただ、これは相当治安が良かった時代に出来た法律で、現在でも法律は残っているようですけど、さすがに誰にでもトイレを貸すようなことはしていないようです。
明らかに怪しい感じの人を、家の中に入れようとは誰も思わないですからね。それに、トイレを貸してくれなかっただけで、警察に通報するような人もいないと思いますし…。
でも、法律は残っているので、ノックした人が強盗やストーカーであっても、法律に従えば、トイレを貸さなければ違法になってしまいます。ただ、比較的治安が良いとされているスコットランドですけど、犯罪の発生件数は、日本を大きく上回っているようですから、この法律はあってないようなものですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。日本の文化や生活スタイルに慣れている我々には、理解し難い法律ばかりですよね。でも、文化が違えば、ここまで法律も違うということが分かっただけでも、勉強になったのではないでしょうか。
いずれにしましても、諸外国の人達と仲良くしていくためには、お互いの文化などを尊重することが大切ですから、ご紹介したような法律を知っておくと、役に立つかも知れないですよね。
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