どうもどうも!
先日、次女が出産し、里帰りしてきました。ちなみに、私の孫は、これで3人になった訳ですけど…(^^
ただ、私の家は家族が多く、みんなが抱っこをしたがります。それで、次女は「抱き癖が付いてしまった」と言うのです。
でも、赤ちゃんは抱いて欲しがるものですから、「抱き癖を気にする必要はあるのかな?」と疑問に思いました。何故なら、私には7人の子供がいますけど、抱き癖を気にしたことなんて無かったからです。
それで、抱き癖について、色々と調べてみました。
という訳で、今回は「赤ちゃんの抱き癖」に関する情報をご紹介させて頂きますので、どうぞ参考になさって下さい。
※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。
【参考文献】
①人間関係のいい子に育てる本 著:金盛浦子(株式会社カンゼン)
②赤ちゃんの脳を育む本 著:久保田競・久保田カヨ子(主婦の友社)
③子どもが育つ魔法の言葉 著:ドロシー・ロー ノルト (PHP研究所)
赤ちゃんの抱き癖について
あなたは、赤ちゃんの抱き癖の治し方が知りたくて、このブログに訪問して下さいましたよね。
ですから、早くその方法を知りたいと思っているかと…。でも、まず知って頂きたいことがあるんです。
それは、赤ちゃん(新生児)に、抱き癖というモノはない…ということです。
「いやいや、そんなことは無い」
こんな風に思われたかも知れないですけど、どういうことなのか、次の章で説明させて頂きますね。
赤ちゃんには抱き癖なんてモノはないの?
赤ちゃんが泣くのは、概ね以下のようなことだということは、新米ママも分かっていると思います。
- お腹が減った
- ウンチをした
- 眠たい
ですから、赤ちゃんが泣くと、「そろそろお腹が減る時間だな」「ウンチをしたかな」と考えて、ミルクをあげたり、オムツを交換したりしますよね。
でも、それで泣きやんでくれないときは、抱っこをしてあげると、泣きやんでくれたりします。
という訳で…
↓↓↓
②抱っこをしてあげる
↓↓↓
③赤ちゃんが泣きやむ
こういうことを何度もやっていると、抱き癖が付くと思っている人は多いのですが、実は、それは「抱き癖」ではないんです。
赤ちゃんは、泣けば抱いてもらえることを覚えれば、甘えたいときは泣けばいい…と学習します。これは、立派なコミュニケーションです。
例えば、赤ちゃんが泣いても放っておくと、おもいっきり泣くでしょうね。それでも、誰も来てくれなければ、そのうち泣き疲れて寝てしまうでしょう。
そのようなことが何日も続くと、おそらく赤ちゃんは泣くことをやめてしまうのではないでしょうか。
これは、赤ちゃんが、コミュニケーションの取り方が分からなくなっているということです。
赤ちゃんは、相手がいるから泣くのです。
赤ちゃんが泣くということは、コミュニケーションを取りたがっているのだと考えれば、赤ちゃんに寄り添ってあげるべきですよね。
それが、1日に頻繁にあったとしても、それだけコミュニケーションを取りたいと思っているということです。
赤ちゃんがコミュニケーションを取る回数は、1日に何回まで…と決めることなんて出来ないですよね。
赤ちゃんは、何度でもコミュニケーションを取りたがるモノです。大人でも、ずぅ~っと1人きりだと、寂しさを感じるのではないでしょうか。
ましてや、赤ちゃんは自分で何も出来ないのですから、1日に何回も抱いてもらって、安心感を得たいと思うのは当然です。
ですから、抱き癖が付いたから、抱かないと泣き続ける…という考えは間違っているんです。抱いて欲しいと思う回数は、1日に何度もありますから、何度も泣いて当然なんです。
という訳で、赤ちゃんに抱き癖なんてモノはないと思って下さい。そのため、抱き癖を治そうと考える必要はない…ということです。
こんなことを言われると、「赤ちゃんの抱き癖を治す方法」を探していたのに、「このブログには、自分が探していた情報はない」と思ってしまったのではないですか?
でも、その気持ちを抑えて、続きを読んで下さい。赤ちゃんを育てる上で、とても大切なことをご紹介しますので…。
それでは、次の章で詳しく説明させて頂きますね。
赤ちゃんを抱くことが大切だという根拠は?
上記の章では、赤ちゃんに「抱き癖」というモノはない…と説明させて頂きました。この章では、その根拠をご紹介させて頂きますね。
いきなりですけど、「強制自立育児法」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
強制自立育児法とは、赤ちゃんが泣いていても、すぐに抱っこしたり、あやしたりせず、そのままにしておくという育児の方法です。
この考え方は、アメリカなどで流行りました。でも、現在では、育児の専門家で、そんな考え方を主張をする人はいないと言われています。
その理由は、以下の2つです。
- 赤ちゃんのコミュニケーション能力を養うことが出来ない
- サイレントベビーになってしまう
それでは、この2つについて、詳しく説明させて頂きますね。
抱っこしないと赤ちゃんのコミュニケーション能力が不足するの?
そもそも、赤ちゃんは、なぜ泣くのでしょう?
それは、ママに聞いて欲しいことがあるからです。赤ちゃんが泣けば、ママは「お腹が空いたのかな?」「オムツを交換して欲しいのかな?」と判断して、赤ちゃんの世話をしてくれます。
要するに、赤ちゃんが泣くことによって、何かが変わるということです。
赤ちゃんは、泣くことで、自分の行動の意味を学んでいます。それが、赤ちゃんのコミュニケーション能力を高めることになるという訳です。
ですから、ママが「抱き癖」という言葉を意識しすぎて、「抱っこ」を拒否してしまうと、赤ちゃんのコミュニケーション能力が養われません。
赤ちゃんにとって、「抱っこ」はとても大切なコミュニケーション手段ですから、どんどん抱っこしてあげればいいんです。
抱っこをすればするほど、赤ちゃんのコミュニケーション能力はアップしますので、赤ちゃんは、どんどん賢くなっていくと考えて下さい。
赤ちゃんを抱っこすれば賢くなるんですョ。
これは、親にとって物凄く嬉しいことですよね。ですから、抱き癖なんて言葉を気にするのは、とてもおかしなことだと気付いて頂けたかと…。
それでは、次は「サイレント・ベビー」について説明させて頂きますね。
サイレント・ベビーになる原因は?
まず、サイレント・ベビーのことを説明させて頂きますね。サイレント・ベビーとは、以下のような赤ちゃんのことです。
- 泣くことが少ない
- 笑いかけても笑い返さない
- 表情がほとんどない
- ママと目を合わせない
サイレント・ベビーとは、一種のコミュニケーション障害のことです。
色んなママと話していると、「この子は、本当に手が掛からないんですョ」というような話をされることはありませんか?
赤ちゃんの夜泣きで悩まされている人にとっては、羨ましい話ですよね。でも、それは羨ましいどころか、危険信号なのかも知れないんです。
何故なら、そのような赤ちゃんは、サイレント・ベビーかも知れないからです。
サイレント・ベビーになる原因は、ママの言葉がけ不足やスキンシップ不足などと言われています。
ですから、サイレント・ベビーにならないようにするためにも、赤ちゃんを積極的に抱いてあげて下さい。
そして、赤ちゃんが「バブバブ」とか「アーアー」などと声を出していたら、赤ちゃんの言ってることが分からなくても、「あら、そうなの」「可愛いですねぇ~」などと、話しかけてあげて下さいね。
それが赤ちゃんとのコミュニケーションですから、サイレント・ベビー対策にもなりますので…。
それでは、最後に、赤ちゃんとのコミュニケーションをしっかり取っていなかった場合、どのような子供に育つのか、心理カウンセラーの実体験を元にご紹介させて頂きますね。
抱っこを我慢させると、どんな子に育つの?
上記の章で、抱き癖を意識しすぎて、抱っこしないようにしていると、赤ちゃんのコミュニケーション能力がそがれるということを説明させて頂きました。
あと、赤ちゃんが泣いたとき、抱っこしてあげることで、赤ちゃんが安心するということもご理解して頂けたかと…。
でも、赤ちゃんが泣いたとき、スグに抱っこして甘えさせると、赤ちゃんの自立を妨げてしまうと思っている人は少なくありません。
しかし、それは間違っています。
東京心理教育研究所の金森浦子所長は、以下のように仰っています。
私は、心理カウンセラーとして、たくさんのケースに出会ってきました。その経験でハッキリしているのは、十分に甘えられなかった子が、なかなか自立できなくて苦しんでいるということです。だから、(赤ちゃんの)甘えは、大切な心のビタミンなのです。
要するに、たっぷりといっぱい甘えられた赤ちゃんは、成長すると共に、しっかり自立できるということです。
金森浦子所長の話からも分かるように、抱き癖なんて言葉に惑わされずに、どんどん抱っこしてあげるべきだということです。
最後に
いかがでしたでしょうか。赤ちゃんの成長を促すためにも、抱っこはどんどんしてあげるべきということですね。
ですから、抱き癖を治そうなんて考える必要はないんです。
いずれにしましても、自分の子供をおもいっきり抱っこ出来るのは、赤ちゃんの間だけです。この時期を逃すと、抱っこしたくても、子供は抱っこさせてくれないですョ。
だから、抱っこすることに罪悪感なんて感じずに、赤ちゃんと寄り添ってあげて下さいね。