どうもどうも!
子供を喜ばせてやろうと思って、クワガタを採集したいと思っている親御さんは多いですよね。私も、子供が小学生ぐらいの頃は、クワガタをよく捕まえに行ったりしていました。
でも、クワガタが捕れる場所は、なかなか教えてもらえないんですよね。それで、私はクワガタが捕れる場所を調査してみました。
それで、全国25ヵ所が分かりましたので、ご紹介させて頂きますね。
あと、「どんな場所にいるのか?」「クワガタ採集用のトラップの作り方」なども、一番最後にご紹介していますので、最後までご覧下さいね。
なお、記事の中で、クワガタがいる木を紹介していますが、どんな木なのか分からない場合は、以下のページを併せてご覧下さい。
クワガタが集まる木はクヌギだけじゃない?この木も見落とさないで!
※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。
【参考文献】
①はじめてのクワガタ採集 著:狩野晋(ムック)
②クワガタ採集大作戦 著:赤坂了生(双葉社)
クワガタの採集場所・北海道
【アクセス】
札幌自動車道 朝里ICから約30分【採集できる種】
・アカアシクワガタ
・コクワガタ
【備考】
キロロリゾートの敷地内には、ヤナギの木がたくさんありますので、クワガタ採集には最適な場所です。ただし、熊がいるので、あまり森の奥には踏み込まないようにして下さいね。
クワガタの採集場所・福島県
【アクセス】
関越自動車道 小出ICから約1時間【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ヒメオオクワガタ
・アカアシクワガタ
・コクワガタ
・スジクワガタ
・コルリクワガタ
【備考】
林道のスグ近くで採集できます。ただ、ぬかるむことが多い林道ですから、入念な準備をして下さいね。
クワガタの採集場所・茨城県
【アクセス】
常磐自動車道 谷和原ICからスグ
関東鉄道常磐線 小絹駅からスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
クヌギやヤナギの木を見つけて、そこで徹底的に探して下さいね。
【アクセス】
関東鉄道常総線 南守谷駅から車で約10分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
河川敷の道路は未舗装なので、車で行くときは注意して下さいね。
【アクセス】
圏央道 阿見東ICから約30分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
クヌギやヤナギの木を見つけて、そこで徹底的に探して下さいね。
クワガタの採集場所・群馬県
【アクセス】
関東自動車道 沼田ICから約30分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ヒメオオクワガタ
・アカアシクワガタ
・スジクワガタ
【備考】
ここは色んな種類のクワガタを採集することが出来ます。狙い目は遊歩道の周辺です。ちなみに、ブナの木に付いていることもありますので、見逃さないで下さいね。
クワガタの採集場所・埼玉県
【アクセス】
JR武蔵野線 西浦和駅またはJR浦和駅西口から志木行きバスで「さくら草公園」下車、徒歩約3分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
とても広い公園なので、昼間の明るい時間帯に下見をしておいて、クワガタ探しに出掛けるのがお勧めです。
クワガタの採集場所・千葉県
【アクセス】
東武野田線 馬込沢駅から徒歩約30分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
クヌギやヤナギの木を見つけて、そこで徹底的に探して下さいね。
【アクセス】
北総鉄道 白井駅からスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
周辺には畑がたくさんあります。畑に入ることは無いと思いますが、畑を荒らさないようにして下さいね。
クワガタの採集場所・東京都
【アクセス】
JR常磐線 金町駅から京成バスで「水元公園」下車、徒歩約7分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
水元公園は、年中無休で終日解放されていますので、事前にクヌギやヤナギを探しておいて、クワガタが出没する深夜や明け方に探しに行って下さい。
【アクセス】
JR青梅線 西立川駅からスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
昭和記念公園は、終日解放されている訳ではありません。夏場は、9時30分~17時00分迄です。ですから、クワガタが活動する時間帯に入ることは出来ないので、木の穴などに身を潜めているクワガタを探して下さい。
【アクセス】
京王線 東府中駅から徒歩10分。またはJR中央線武蔵小金井駅から一本木経由府中駅行きバスで「天神町二丁目」下車【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
府中の森公園は、年中無休で終日解放されていますので、事前にクヌギやヤナギを探しておいて、クワガタが出没する深夜や明け方に探しに行って下さい。
【アクセス】
JR中央線 武蔵小金井駅から西武バスで「小金井公園西口」下車スグ【採集できる種】
・コクワガタ
【備考】
小金井公園は、年中無休で終日解放されていますので、事前に広葉樹を探して置いて、クワガタが出没する深夜や明け方に探しに行って下さい。
クワガタの採集場所・神奈川県
【アクセス】
小田急江ノ島線 六会日大前下車【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
【備考】
藤沢周辺は、豊かな緑が残っています。クヌギがかたまって生えている林を見つけて、そこでクワガタを探すようにして下さいね。
クワガタの採集場所・山梨県
【アクセス】
中央自動車道 双葉Jct周辺【採集できる種】
・オオクワガタ
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ヒラタクワガタ
・アカアシクワガタ
・コクワガタ
・スジクワガタ
【備考】
双葉ジャンクションやサントリー登美の丘ワイナリー周辺の台場苦抜きの森を見つけて下さい。色んな種類のクワガタが捕れるので楽しいと思いますョ。
【アクセス】
中央自動車道 韮崎IC周辺【採集できる種】
・オオクワガタ
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ヒラタクワガタ
・アカアシクワガタ
・コクワガタ
・スジクワガタ
【備考】
ここのエリアは、全域に渡って台場クヌギが生えています。ここも色んな種類のクワガタが生息しています。オオクワガタを捕獲することも夢ではないですョ。
クワガタの採集場所・長野県
【アクセス】
長野新幹線軽井沢駅から車でスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ヒメオオクワガタ
・アカアシクワガタ
・スジクワガタ
・コクワガタ
【備考】
いわゆる旧軽井沢を中心に、ヤナギやミズナラ林を見つけて下さい。なお、熊が出没することもあるようですから、奥地には入り込まないようにして下さいね。
クワガタの採集場所・福井県
【アクセス】
長良川鉄道大島駅、美濃白鳥駅、または東海北陸自動車道白鳥西ICを利用【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・アカアシクワガタ
【備考】
このエリアは、あちこちにクワガタ採集スポットがありますので、国道158号線沿いをくまなく探してみて下さいね。
クワガタの採集場所・大阪府
【アクセス】
大阪モノレール 万爆記念公園からスグ、または名神高速道路吹田ICからスグ【採集できる種】
・ミヤマクワガタ
・コクワガタ
【備考】
万博公園の海淵時間は、9時30分~17時00分で、入園は16時30分までとなっています。とても広いのですが、クヌギやカシ類を見つけて、クワガタを採集して下さい。クワガタが活動する時間帯に入園することは出来ませんが、切り株や木の穴などに潜んでいますので、じっくり探して下さいね。
【アクセス】
国道173号線栗栖交差点からスグ【採集できる種】
・オオクワガタ
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・コクワガタ
・ネブトクワガタ
【備考】
この辺りは、色んなところにクワガタがいますので、クヌギやコナラを見つけたら、クワガタがいないか探してみて下さい。私は、ミヤマクワガタを虫かごいっぱいに捕りましたョ。
クワガタの採集場所・山口県
【アクセス】
JR山陽本線防府駅から徒歩約30分、または山陽自動車道防府東ICからスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ヒラタクワガタ
・コクワガタ
【備考】
佐波河沿いには、ヤナギの木がたくさんあります。ですから、クワガタ採集スポットだらけです。ノコギリクワガタやヒラタクワガタを狙って、じっくり探してみて下さいね。
クワガタの採集場所・香川県
【アクセス】
JR高徳線神前駅から徒歩約25分
高松自動車道志度ICからスグ【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ヒラタクワガタ
・コクワガタ
【備考】
志度工業団地の横あたりや、野間池の横にあるクヌギの木を見つけて、1本ずつ見ていくと、きっと採集できるハズですョ。
【アクセス】
高松琴平電鉄琴平線栗熊駅から徒歩約20分【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ヒラタクワガタ
・コクワガタ
【備考】
278号線沿いにクヌギの木がありますので、そこで探してみて下さいね。
クワガタの採集場所・長崎県
【アクセス】
JR長崎駅から車で約1時間【採集できる種】
・ノコギリクワガタ
・ヒラタクワガタ
・コクワガタ
【備考】
ながさき県民の森は、長崎市と西海市にまたがっている広大な森林公園です。クヌギやコナラの木を見つけて、クワガタを探してみて下さいね。ちなみに、閉園は17時です。
クワガタの採集場所・沖縄県
【アクセス】
国道58号線、県道2号線、70号線を利用【採集できる種】
・オキナワノコギリクワガタ
・オキナワヒラタクワガタ
・オキナワコクワガタ
・オキナワネブトクワガタ
・オキナワマルバネクワガタ
【備考】
沖縄県ならではの種類を見つけることが出来ます。なお、やんばるの森は、希少生物の宝庫ですから、車やで轢いてしまうことのないように、運転には充分注意して下さいね。
ここまでは、各地の地図もご紹介させて頂きました。でも、クワガタがいるのは確かであっても、詳細な地域までは調べられなかった場所もあります。
ですから、全国には、上記でご紹介した地域以外にも、クワガタ採集が出来る場所はまだまだあります。
そこで、次の章では、地域名だけになりますけど、クワガタ採集ができる場所をご紹介させて頂きますので、参考になさって下さい。
クワガタを採集できるその他の地域
上記の章でご紹介した場所以外にも、クワガタが捕れる場所はあります。しかし、詳しい場所までは分からなかった地域もあり、そのような場合は、上記の章ではご紹介していません。
そこで、この章では、クワガタ採集が出来る「市町村名」をご紹介させて頂きます。
以下でご紹介している市町村で、気になる地域があれば、クワガタが好む木が多そうな場所を調べて、クワガタ採集をして頂ければと思います。
ちなみに、クワガタが好む木は、以下の別ページでご紹介しておりますので、参考になさって下さい。
クワガタが集まる木はクヌギだけじゃない?この木も見落とさないで!
北海道
【北海道】・函館市・占冠村
東北
【青森県】・十和田市・十和田湖町
【秋田県】・湯沢市・東成瀬村
【岩手県】・沢内町
【山形県】・鶴岡市・月山
【宮城県】・鳴子町・丸森町
【福島県】・矢祭町・南会津群
関東
【栃木県】・矢板市
【群馬県】・伊勢崎市・太田市・渋川市
【茨城県】・水戸市・鉾田市・牛久市・境町・茨城町
【埼玉県】・さいたま市・上尾市・秩父市
【東京都】・立川市・奥多摩町
【千葉県】・船橋市・市川市・香取市・君津市
【神奈川県】・厚木市・南足柄市・箱根町・藤野町
北陸
【新潟県】・新潟市
【富山県】・富山市
中部
【長野県】・飯田市
【山梨県】・大月市・笛吹市
【岐阜県】・海津市
【静岡県】・浜松市・沼津市
【愛知県】・愛西市
【三重県】・桑名市
近畿
【滋賀県】・八日市市
【京都府】・亀岡市
【兵庫県】・三木市
【和歌山県】・和歌山市
中国
【岡山県】・岡山市
【山口県】・宇部市・周南市
【鳥取県】・鳥取市
四国
【香川県】・高松市
【高知県】・高知市
九州
【大分県】・日田市
【佐賀県】・唐津市
【長崎県】・諫早市
ここまでは、クワガタを採集できる場所(地域)をご紹介してきました。でも、その場所のどんな所を探せば良いのかまでは説明できていませんでした。
ですから、次の章では、クワガタ採集に関して、もう少し詳しく説明させて頂きますね。
クワガタを採取できるのはどんな場所?
クワガタ採集をする際、クワガタが好む木を知っておく必要があります。ただ、それをここで紹介すると、かなりの文章量になりますので、別ページで説明させて頂いています。
ですから、後でも構わないので、以下のページで、クワガタが好む木を見ておいて下さいね。
クワガタが集まる木はクヌギだけじゃない?この木も見落とさないで!
それでは、本題に戻りますね。当たり前の話ですけど、クワガタを捕るには、クワガタがいる場所を探す必要があります。ですから、どんな場所にクワガタがいるのかを知らなければ、クワガタ探しは出来ません。
クワガタがいる場所を大雑把に説明すると、以下のような場所になります。
- 公園や雑木林
- 川が流れている所
それでは、上記の2つの場所について、順番に説明させて頂きますね。
クワガタは公園や雑木林にいるの?
クワガタを採集できる場所は、公園や雑木林が多いです。そのような場所で、クワガタの食料になる樹液が出ている木があれば、そこにクワガタがいる確率は高いと言えます。
ですから、公園や雑木林に行って、ブナ科の木(クヌギやコナラなど)を探して下さい。あと、樹液が出ている木があれば、たとえ林になっていなくても、クワガタがいる可能性はありますョ。
実際、私の家の近所にある神社には、樹液が出ている木が2本だけあるのですが、そこで何匹もの「ミヤマクワガタ」や「コクワガタ」を見つけました。
たぶん、近所の人たちは、その神社にクワガタがいることは知らないと思うので、私の秘密のクワガタ採集スポットになってます…(^^
川辺の木にもクワガタはいるの?
川辺には、水辺を好むヤナギの木がよく生えています。ヤナギの木は、クヌギやコナラよりも洞(木の内部にできた洞窟状の空間)が多いのが特徴です。しかも、ヤナギは樹液が出やすい木です。
クワガタは、木の洞に住んでいますので、洞が多く樹液が出やすいヤナギは、クワガタの格好の住み処なんです。ですから、川辺に生えているヤナギを見つけたら、洞の中にクワガタがいるか探してみて下さいね。
あと、クヌギやコナラと違って、ヤナギの場合、クワガタが高い所にとまっていることがあります。ですから、木を揺すってみると、クワガタが落ちてくる場合がありますョ。
ここまでは、公園・雑木林・水辺など、大雑把な場所をご紹介させて頂きました。でも、そのような場所のどこにいるのかは、まだ説明していませんでした。
ですから、次の章では、もう少し詳しく説明させて頂きますね。
クワガタがいる具体的な場所は?
クワガタは、公園・雑木林・水辺の木にいることはご理解頂けたかと思います。ただ、そのような場所のどこにいるのかが問題ですよね。
ですから、この章では、その辺りのことを説明させて頂きますね。クワガタがいるのは、以下のような所です。
- 樹液が出いている所
- 枯れ木・朽ち木の中
- 木のかげや洞の中
- 街灯や自動販売機
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
やっぱり樹液が出ている部分にいるの?
クワガタは、樹液を食べて生きていますので、木の樹液が出ている所に集まってきます。ですから、クワガタが好む木が生えている地帯が見つかったら、1本ずつ木をチェックして、樹液が出ているか確認して下さい。
樹液は、独特のニオイがありますので、慣れてくれば、豊富に樹液が出ている木をニオイで見つけることも出来ますョ。
樹液のニオイが分からなくても、樹液のまわりには、カナブンやチョウなど、他の虫が集まってきていることが多いので、樹液を探すのは、そんなに苦労はしないと思います。
上記の章でもご紹介しましたけど、クワガタが好む木は、以下のページで紹介していますので、そちらも参考にして下さいね。
クワガタが集まる木はクヌギだけじゃない?この木も見落とさないで!
ちなみに、樹液は蛾(ガ)が、木の幹に卵を産み付けることによって発生するとも言われています。だからという訳ではないのですが、ナイフなどで木にキズを付けても、樹液が出てくることはありません。ですから、木を傷つけるようなことは絶対にしないで下さいね。
クワガタは枯れ木や朽ち木にいるの?
クワガタは、立派に育った木の樹液が出ている所だけにいる訳ではありません。クワガタは夜行性なので、深夜になると、樹液を食べにきますけど、昼間は別の場所で隠れています。
ですから、その隠れ場所を探すことも大事です。意外によく見つかるのは、森の中に倒れている枯れ木や朽ち木の中です。枯れ木や朽ち木はボロボロになっていますから、そのボロボロの部分の隙間などに、クワガタがよく隠れています。
あと、倒れた木の下には、羽化したばかりのクワガタや、クワガタの幼虫が見つかることもあります。さらに、産卵にやってきたメスがいることもありますので、倒れている木をそっとひっくり返してみて下さい。
運が良ければ、クワガタや幼虫を何匹も同時に捕れるかも知れないですョ。
木の影や洞の中にもクワガタがいるの?
上記の章で、木の洞の中にクワガタがいることは説明させて頂きましたよね。あと、木のかげにもいることが少なくありません。
クワガタは、昼間は鳥などの天敵に見つからないように、物陰に隠れていることがほとんどです。ですから、木に出来た洞・折れた木の裏側・大きな落ち葉のかげなどに、ひっそりと身を潜めていることがあります。
ですから、五感をフルに活用して、クワガタがいそうだなと思ったら、迷わず探してみて下さい。クワガタ探しは、地道な作業ですから、それを面倒がっていては、クワガタを捕ることは出来ないですョ。
あと、クワガタが小さな穴の中に潜んでいるのを見つけても、その穴に指が入らない場合があります。そんなときは、ピンセットでゆっくりと引き出して下さい。強く引っ張ると、クワガタの足がちぎれてしまう場合がありますからね。
クワガタは街灯や販売機に集まるの?
都会でも、街灯や自動販売機の光に、虫が集まってきますよね。ですから、クワガタも、光に誘われるようにしてやってくることがあります。ただ、都会では、街灯などに集まってくるのは、小さな虫がほとんどで、クワガタが来ることは滅多にありません。
なぜなら、都会にはクワガタが住んでいないからです。でも、全く可能性がない訳ではありません。
その理由は、ペットショップなどでクワガタを買う人は多いので、そのような人たちが飼っている昆虫ケースから、クワガタが逃げ出すことがあって、そのようなクワガタが街灯などに飛んでくる場合があるからです。
私は、子供の頃は住宅街に住んでいましたので、近くに森や林などは全くありませんでした。
でも、住んでいたマンションの壁に、クワガタがしがみついているのを見つけたことがあります。それは、マンションに住んでいた誰かのクワガタが、昆虫ケースから逃げ出したのだと思います。
逆に、私が飼っていたクワガタが逃げたこともあります。昆虫ケースのフタをしっかり閉めていたつもりなのですが、端の方が少し浮いていたんです。クワガタに逃げられたと分かったときのショックは、かなりのものでしたョ…(^^;
という訳で、クワガタが潜んでいる場所について、だいたいイメージして頂けましたでしょうか。
次の章では、クワガタを捕るトラップ(仕掛け)について、簡単に説明させて頂きますね。
クワガタ採集のトラップはどんな風に作るの?
クワガタ採集は、偶然の出会いを期待するだけではありません。トラップを仕掛けて、クワガタを採集する方法もありますので、この章では、その辺りのことについて説明させて頂きますね。
クワガタ採集のトラップは、大きく分けると以下の2つになります。
- 樹液トラップ
- フルーツトラップ
それでは、それぞれのレシピ(作り方)をご覧下さい。
クワガタ採集用のトラップの作り方(その1)
まず最初にご紹介するのは「樹液トラップ」です。
クワガタは、蜜が発酵して、強いアルコールのニオイがするようなモノが大好きなんです。ですから、いい感じの樹液が見つからないときは、自分で樹液の代わりになるモノを作ればいいということになりますよね。
その作り方は簡単ですョ。砂糖をアルコールで煮込んでドロドロにするだけです。それを木の幹に塗っておけばOKです。あとは、クワガタが集まってくるのを気長に待つだけです。
といっても、その場所に居続ける訳にもいかないですから、昼間のうちに準備しておき、夜になってクワガタが集まっていないか見に行くようにして下さい。
クワガタ採集用のトラップの作り方(その2)
次は、フルーツトラップをご紹介します。こちらも作り方は簡単ですから、ぜひ試してみて下さい。
フルーツトラップは、別名「バナナトラップ」とも呼ばれています。その別名から分かるかと思いますけど、バナナなどのフルーツをストッキングに入れて、そのままアルコールで一晩漬けておきます。
すると、木から出る樹液に似た性質のエサになるんです。
ちなみに、フルーツトラップが出来上がれば、ストッキングからフルーツを出す必要はないですョ。フルーツが入ったストッキングを、そのまま木に巻き付けておけばOKです。
ただ、どんな木でも良い訳ではなく、クワガタが好む木にセットして下さい。
なお、フルーツトラップは、人間が作ったモノですから、クワガタ採集が終わったら、そのままにせず必ず片付けて下さいね。
最後に
いかがでしたでしょうか。日本には、他にもクワガタを採集できる所はありますけど、許可なく立ち入ることが禁止されている場所も多いので注意が必要です。
あと、クワガタがいる場所には、ハチやヘビなどもいますし、場所によっては熊が出るところもありますので、クワガタ探しに夢中になり過ぎて、危険と隣り合わせであることを忘れないで下さいね。