カタツムリ 生態
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どうもどうも!ユウポンです。

前々回の記事で書きましたけど、私は孫のためにカタツムリを飼い始めました。

特に珍しい生き物でもないので、あまり興味はなかったのですが、せっかく飼うのですから、少しでも長生きしてもらいたくて、カタツムリの生態を調べてみました。

すると、カタツムリに関して、まだハッキリとは解明されていないことがありました。今回は、その辺りのことを中心に、情報をご紹介しますね。
 


※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。

【参考文献】  

①カタツムリの謎 著:野島智司(誠文堂新光社)
②カタツムリハンドブック 著:西 浩孝(文一総合出版)
③かたつむりのひみつ 著:武田 晋一(ひさかたチャイルド)


 
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カタツムリの生態で解明されてない事って何?

カタツムリ 生態カタツムリの生態で解明できていないこと。それは、どうやって前に進んでいるのか…ということです。

そんなことは、カタツムリをガラスの上で這(は)わせて、それを裏側から見れば、どういう原理で前に進んでるのか簡単に分かるのでは?…と思いますよね。

でも、そう簡単じゃないんです。ミミズを例にして、説明させて頂きますね。

以下の画像をご覧頂くと分かるかと思うのですが、ミミズはカラダ全体が「体節」という無数の節目に分かれています。ちなみに、画像のミミズは、体節が分かりやすい「北アメリカミミズ」です。

◆北アメリカミミズ

ミミズ 体節ミミズが移動するときは、ひとつひとつの体節が伸び縮みして、頭から尾の方へ波のように流れていきます。でも、体節が伸び縮みするだけでは、ミミズはその場で伸び縮みするだけで移動することは出来ません。

ミミズには、体節から出ているカギ状に曲がった短い毛があります。その毛を地面に引っかけながら、体節を伸び縮みさせることによって前進しているんです。

しかし、カタツムリには、ミミズのような毛がないんです。

ですから、ミミズのように地面につかまるモノがないんです。地面につかまることが出来ないということは、どれだけカラダを動かしても、その場でクネクネすることしか出来ないハズです。

例えば、テレビのバラエティ番組などで、お笑い芸人がヌルヌルした所を歩かされて、前に進むことが出来ずに転んだりしていますよね。あれは、つかまる所がないので、そんな風になってしまう訳ですよね。

それと同じで、地面をつかむ毛を持っていないミミズは、前進できないハズなんです。でも、実際はちゃんと前に進んでいますよね。

それでは、その辺りのことについては、次の章で、岩本真裕子先生(明治大学)の説をご紹介しながら説明させて頂きますね。

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カタツムリは、どうやって前に進んでいるの?

カタツムリ 進み方カタツムリやナメクジが出す粘液は、力の加わり方によって、個体のように固くなったり、粘り気のある液体になったり、瞬間的に粘液の状態が変化するそうです。

カタツムリは、その粘液の性質を利用して、粘液の一部を個体のようにして地面に密着させつつ、一部は液体のようにしてカラダを滑らせているのではないかと、明治大学の岩本真裕子先生は考えておられるようです。

ですから、カタツムリが通った所は、以下の画像のように粘液が付いています。

◆カタツムリの足跡

カタツムリ 粘液でも、ときどき以下のような点状の足跡が残っていることがあるんです。

◆カタツムリの点々とした足跡

カタツムリ 足跡上述した移動の仕方では、このような点状の足跡が残ることを説明できません。この点については、専門家も頭を悩ませているそうです。

私は、カタツムリのことに関しては全くの素人です。ですから、ここから先は、私の想像ですから信憑性はないですョ。

私は、点状の足跡が付いているときは、カタツムリは瞬間的に固い粘液を勢いよく出して、その勢いで少し宙に浮いた状態になって、前に進んでいるのではと考えたのですが…。

要するに、三段式ロケットのような感じです。

三段式ロケットは、まず1つめのロケットを噴射させます。そして、一番後ろのロケットを切り離し、2つ目のロケットを噴射させます。それで、さらに勢いを増して、2つ目のロケットを切り離します。そして、最後に残ったロケットを噴射させて、さらにロケットに勢いを付けて飛んでいくという原理です。

カタツムリが点状の足跡を残したときは、三段式ロケットと同じ理屈で移動しているのでは…と思ったのですが、もしそうであれば、カタツムリはピョンピョン跳ねるようにして移動することになりますね。

でも、カタツムリが、ピョンピョン跳ねている所なんて見たことがないですから、おそらく私の説は間違いでしょうね。

ということは、カタツムリを透明な板に乗せて裏側から見ても、観察できない方法で移動しているのかも知れないですね。

いずれにしましても、カタツムリが残した点状の足跡は、何故そのようになっているのか解明できていないそうです。

ただ、専門家が解明できないからといって、素人が解明できないとは限らないですから、カタツムリの歩き方を研究すると面白いかも知れないですね。

面白いという点でいうと、カタツムリの交尾も面白いというか興味深いですョ。話のネタに覚えておくのもいいかと思いましたので、その辺りのことを次の章でカンタンに説明させて頂きますね。

カタツムリの交尾は興味深い?

カタツムリの交尾カタツムリの交尾は、8の字を描くような感じになって、ほおずりをするようにして密着して、5~6時間もかけてするそうです。

カタツムリは、以下の画像のようにして交尾をするので、右巻きの殻のカタツムリは、左巻きのカタツムリとは交尾が出来ないそうです。

ですから、右巻きのカタツムリは、右巻きのカタツムリとしか交尾が出来ないということですね。

◆カタツムリの交尾

カタツムリの交尾ですから、同じ種類のカタツムリであっても、突然変異で逆向きの殻を持ったカタツムリがいたら、そのカタツムリは交尾が出来ないという訳です。

ただ、キセルガイは、細長い殻なので、お互いに向き合って交尾をします。ですから、殻の巻き方が違っていても問題なく交尾が出来るそうです。

◆キセルガイの交尾

キセルガイの交尾ちなみに、カタツムリは雌雄同体(しゆうどうたい)です。要するに、オスでもあるしメスでもあるということです。

雌雄同体というと、2匹のうちどちらかがオスになり、一方がメスになって交尾をするのが一般的ですけど、カタツムリの場合は、相手がいなくても、自分の中で受精して卵を産むことも出来るんだそうです。

ですから、最悪この世に自分だけしかいなくなってしまったとしても、子孫を残すことが出来るみたいです。でも、通常は相手を見つけて交尾をするらしいですけどね。

あと、雌雄同体のカタツムリは、自分が卵を産むのは大変なので、できるだけ自分は産卵数を少なくして、相手にたくさんの卵を産ませようとするらしいですョ。

最後に

いかかでしたでしょうか。カタツムリの歩き方については、ハッキリと解明されてないということです。簡単に分かりそうな気がしていまいますけど、簡単すぎて分からないってこともありますからね。

あと、殻が同じ向きに巻いているカタツムリ同士でないと、交尾が出来ないっていうのも不思議な感じですよね。

でも、そのように進化してきたということは、何か理由があるんでしょうけど、その辺りもよく分かってないみたいですョ。

私は、たかがカタツムリと思っていましたけど、詳しく調べると分からないことだらけで、意外に面白かったです。

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