どうもどうも!ユウポンです。

我が家では、孫のためにカタツムリ飼い始めました。それがキッカケで、私は「カタツムリ」について色々と調べましたので、以前の記事で、調べたことをご紹介させて頂きました。

でも、ご紹介したいことが、まだまだあります。それで、今回は、以下のようなことについて紹介させて頂きたいと思います。

  • 絶滅危惧種のカタツムリに対する対策は?
  • どんな種類のカタツムリが絶滅危惧種なのか

参考にして頂ければ…と思いますので、今回もどうぞご覧になって下さい(^^
 


※今回の記事中の情報は、下記の文献を参考にしています。

【参考文献】
①カタツムリの謎 著:野島智司(誠文堂新光社)
②カタツムリハンドブック 著:西 浩孝(文一総合出版)
③かたつむりのひみつ 著:武田 晋一(ひさかたチャイルド)


 
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絶滅危惧種のカタツムリに対する対策は?

カタツムリ 絶滅日本には、800種のカタツムリがいると言われているのですが、いまだに新種が発見され続けています。しかし、一方では「絶滅危惧種」に指定されているカタツムリもいるんです。

そのカタツムリは、以下の2種です。

■ 絶滅危惧種のカタツムリ

  • アナカタマイマイ
  • カタマイマイ

 
ちなみに、カタツムリという呼び名は、生物学的に定義された用語ではありません。生物学では「マイマイ」が和名として使われています。

アナカタマイマイとカタマイマイ絶滅危惧種に指定されている「アナカタマイマイ」と「カタマイマイ」ですけど、この2種に関しては、人工飼育と繁殖をしていくことに決定したと、東京動物園協会が2017年10月26日に発表しました。

そのアナカタマイマイとカタマイマイは、2017年9月に30個体ずつが各施設に移送されました。なお、以下の4つの施設で、人工飼育と繁殖を行うと発表されたのですが、当面は公開しないそうです。

■ 2種の飼育・繁殖場所

  • アナカタマイマイ:上野動物園・多摩動物公園
  • カタマイマイ:井の頭自然文化園・葛西臨海水族園

 
ちなみに、アナカタマイマイとカタマイマイは、小笠原諸島の固有種なのですが、この2種が激減した理由は、ネズミの捕食だそうです。

各施設に移されれば、天敵のネズミに捕食される心配はないでしょうし、30個体もあれば、繁殖させることも出来ると思われますので、何とか絶滅危惧種から外せるようになるのを期待したいですね。

せっかく地球上に生まれてきたのですから、絶滅なんてさせたくないですからね。

ところで、アナカタマイマイとカタマイマイは、ネズミの捕食によって激減したと上述しましたけど、他に激減する理由はなかったのでしょうか。

次の章では、その辺りのことを説明させて頂きますね。

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カタツムリが絶滅しそうになる要因は何?

カタツムリ 絶滅 要因絶滅のおそれがあるカタツムリの多くは、沖縄の島々・小笠原諸島・西日本の石灰岩地のみに生息している種類なんだそうです。

カタツムリが激減する要因は様々で、それをまとめたのが以下です。

■ カタツムリが激減する要因

  • 森林伐採
  • 大規模な土地開発
  • 動物の移入
  • 酸性雨
  • 気候変動
  • ヒートアイランド現象
  • 農薬

 
森林伐採や大規模な土地開発が行われると、カタツムリには逃げる術がありません。ですから、石灰岩地で石灰の採掘が進むと、カタツムリの生息地の減少に拍車をかけることになります。

石灰岩地のカタツムリは、そもそも限られた範囲のみに生息していることが多いので、すぐに絶滅の危機に直面してしまうんです。

このようなことは、島に生息しているカタツムリも同じです。

明治の終わり頃から、小笠原諸島では多くの固有種(その地域にしか生息していない種)が絶滅しています。その理由は、森林伐採や開発の他に、ヤギの移入なども影響していたそうです。

あと、カタツムリは、土壌からカルシウムを摂取してるのですが、酸性雨が降ると、土壌からカルシウムが流出してしまいます。また、気温が上昇すると、乾燥に弱いカタツムリにとっては大問題となります。

福井県では、ツルガマイマイの激減がニュースになったことがあります。

福井県に生息しているツルガマイマイが激減した要因は、都市化による生活環境の縮小や、気候変動が挙げられていました。他には、シカの生息密度が上昇したことで、カタツムリの住み家となる下草が食べられたことも要因のひとつだったようです。

いずれにしましても、都市化が進んで自然が少なくなってきているのは事実ですから、カタツムリの生息地が少なくなっているのは確かです。

カタツムリは、横断歩道を渡ることは出来ないですよね。ですから、道路が増えれば、それだけでもカタツムリの生活にとっては大きな障害となります。

という訳で、カタツムリが激減する大きな要因は、人間による自然破壊ということです。他には、カタツムリを食べる移入生物も、カタツムリ激減の要因のひとつなんですけどね。

その辺りのことは、次の章で説明させて頂きますね。

カタツムリを食べて激減させた生物は?

カタツムリ 激減小笠原諸島などの島々に生息するカタツムリは、天敵となる移入生物によって激減してしまったそうです。

その大きなキッカケとなったのは、アフリカマイマイの移入です。

アフリカマイマイは、各地で食材用として養殖されていたのですが、一部のアフリカマイマイが野生化したそうです。そのため、アフリカマイマイを農業害虫として、駆除する必要が出てきてしまったらしいのです。

それで、移入したアフリカマイマイを激減させるために、カタツムリを食べる肉食の「ヤマヒタチオビ」というカタツムリが人為的に移入されました。

アフリカマイマイ ヤマヒタチオビでも、その思惑は外れてしまいました。

アフリカマイマイを駆除しようとした人達は、ヤマヒタチオビが、アフリカマイマイを食べてくれると思っていました。

でも、ヤマヒタチオビは、アフリカマイマイよりも、もともと地域に生息していたカタツムリを積極的に食べてしまったのです。

タヒチやハワイでも同じようなことが起きていたらしいですから、同じようなことが起きることは予想できたと思うのですが…。

しかし、ヤマヒタチオビよりも、大きな被害をもたらした生物がいます。

それは、ニューギニアヤリガタリクウズムシ(プラナリアの仲間)です。ニューギニアヤリガタリクウズムシの卵は数ミリほどですし、成長しても10センチほどですから、人間の移動に紛れて各地に生息地を広げています。

ニューギニアヤリガタリクウズムシニューギニアヤリガタリクウズムシは、カラダがちぎれても再生するほど生命力が強く、繁殖力も非常に高いそうです。そのため、一度生息してしまうと、駆除することは、ほとんど不可能なんだそうです。

ですから、小笠原諸島では、ニューギニアヤリガタリクウズムシが生息地を広げるにしたがって、カタツムリが壊滅的な被害を受けてしまいました。

結局、カタツムリを守ろうとしたことが、裏目に出てしまったということですね。でも、専門家がしっかりしていれば、そんなことは起きなかったと思うのですが…。

最後に

いかかでしたでしょうか。絶滅危惧種のカタツムリを守るために、協会が動いた訳ですけど、カタツムリが激減してしまった要因は、人間も大きく関わっていたってことですね。

カタツムリを助けるためにやったことですから、担当者を責めることは出来ないですけど、もう少し慎重にやっていれば、ここまでヒドイ状態にはならなかったようにも思うのですが…。

いずれにしましても、カタツムリだけじゃないですけど、人間による自然破壊が、動植物を追い詰めていることに違いはありません。

それを食い止めるには、私たちひとりひとりが、そのことをもっと重要視しないといけないですよね。

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