動脈硬化の改善:何を基準にサプリを選べばいいの?
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動脈硬化は、「怖い」というイメージが強いですけど、それを改善・解消することは可能です。そのポイントは、食生活の見直し・適度な運動・禁煙です。

その中で、今回は、食生活を取り上げました。その中でも、足りない栄養素をカバーしてくれるサプリを中心に紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

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動脈硬化の改善に効くサプリ

動脈硬化のような血管系の病気をサポートするサプリを選ぶ場合、血管拡張作用のあるビタミンE・血液をサラサラにする作用があるレシチン・血管拡充と脳の血流をよくする働きがあるイチョウ葉エキスなどがお勧めです。

なお、生活習慣病全般に言えることですけど、ストレスに対する抵抗力や活性酸素を取り除くためにも、ビタミンCやビタミンEは欠かせないと言えます。

脂質異常症を予防・改善するためには、大豆レシチン・EPA/DHAがお勧めです。体内のコレステロールを排出するためには食物繊維が必須で、抗酸化物質としてコエンザイムQ10もお勧めしたい成分です。

動脈硬化を予防・改善するサプリメントとしては、ビタミンD・ビタミンEがお勧めなのですが、ビタミンEの中でもトコトリエノールという「スーパービタミンE」は、動脈硬化を防ぐ働きがあります。

■ 動脈硬化に効果があるサプリの飲み方

【朝食時】
・◇マルチビタミン
・◇マルチミネラル

【朝食時と夕食時】
・△ビタミンB群
・△ビタミンC
・△ビタミンE
・◇ファイバー
・△レシチン
・△EPA/DHA

(注)◇:重要・△多めに摂る

マルチビタミンやマルチミネラルなどに関しては、別ページの「マルチビタミン&ミネラルの効果:ひとつずつ分かりやすく説明」で詳しく解説しています。

脂質異常症の薬を服用している人は、コエンザイムQ10が不足しがちです。そのため、スーパービタミンEがお勧めです。ちなみに、スーパービタミンEとは、ビタミンEの一種であるγ-トコトリエノールと呼ばれる成分のことで、非常に優れた抗酸化力がある成分です。

ただ、サプリは健康補助食品ですから、必要な栄養素は食品から摂ることが大前提です。そのため、次は、動脈硬化にお勧めの食材を見ていきましょう。

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動脈硬化にお勧めの食品

動脈硬化を予防・改善した場合、まず心掛けなければならないのは、脂質の摂取量を減らすということです。そのため、ファーストフードなどは避けて、和食中心の食生活にすべきです。

例えば、大豆製品・魚介類・食物繊維が豊富な根菜類を含む野菜や海藻がお勧めです。あと、サケ・サバ・イワシなどの青背の魚は、毎日1回は食べるようにしたいものです。なお、和食中心にして、塩分過多が心配なときは、塩分排出効果があるカリウムが豊富なリンゴがお勧めです。

他には、ニンニク・ショウガ・玉ねぎ・きのこ類(特にシイタケ)も、毎日摂りたい食材と言えます。

ちなみに、動脈硬化だけに限らず、血管系の病気(高血圧・脂質異常など)に関して、その予防法は共通しています。それは、下記の通りです。

■ 血管系の病気の予防法

  • 肥満を避ける
  • 喫煙をしない
  • お酒は飲み過ぎない
  • 寒暖の差に気をつける
  • こまめに水分補給をする
  • 激しいスポーツをしない
  • ストレスを溜め込まない

日本人の死因のトップは「がん」ですが、2位は虚血性心疾患(動脈硬化性心臓病)で、3位は脳血管障害(脳卒中)です。この2位と3位の病気は、いずれも動脈硬化が原因で発症するものです。

そこで、次は「動脈硬化」について見てみましょう。

動脈硬化について

動脈硬化は、動脈の内壁にコレステロールやカルシウムが沈着して起こります。そのような状態になると、血管の壁の一部が硬くなったり、狭くなったりしてしまいます。そうなると、当然、血液の流れは悪くなり、様々な病気の原因となる訳です。

動脈硬化は、発生の仕方や部位によって、次の3つのタイプに分けることが出来ます。

■ アテローム

大動脈・脳動脈・冠動脈などの比較的太い動脈の内膜にドロドロの粥状物質(かゆじょうぶっしつ)が溜まり、アテロームプラーク(粥状効果斑)を形成します。そして、次第に肥厚し、血管の内膣を狭めてしまいます。

■ 細動脈硬化

高血圧による変化で、脳や腎臓の中の細い動脈で起こります。細い動脈で起こるため、血栓が詰まりやすく、血管が破裂して出血する場合があります。

■ メンケルベルグ型(中膜)硬化

メンケルベルグ型硬化とは、大動脈・足の主幹動脈・頚部の主幹動脈などの中膜(3層構造をしている血管壁の真ん中の層)に、カルシウムが沈着することで、膜そのものが硬くなる状態のことです。そのような状態になると、中膜がもろくなって血管が破裂する場合があります。メンケルベルグ型硬化になると、解離性大動脈瘤や腹部大動脈瘤などが起こります。

ここまで、動脈硬化について説明してきましたが、動脈硬化になるということは、他の血管系の病気も心配になりますよね。

それでは、次は、動脈硬化を含む血管系の病気について、最低限知っておくべきことを紹介します。

血管系の病気全般について

血管系の病気は、高血圧・脂質異常症・動脈硬化などがあります。高血圧や脂質異常を放っておくと、動脈硬化を引き起こして、心筋梗塞や脳梗塞になり、命に関わる状態にまで進んでしまいますので、非常に怖い疾患なのです。

ちなみに、メタボの人は、内臓脂肪型肥満・高血圧・脂質異常症・高血糖のうち、2つ異常を併発することで、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めます。そういう意味では、メタボの場合も、血管系の病気と予防法は同じだと言えます。

高血圧について

平成26年度の厚生労働省の調査では、高血圧の患者数は1000万人を越えていて、高血圧性疾患による死亡数は年間7,000人弱となっていますので、非常に多いのが特徴です。

日本人の伝統的な食生活は塩分摂取量が多いため、それが高血圧になる人が多い原因のひとつと考えられています。ただ、その発症メカニズムは解明されていませんが、遺伝的な体質と生活習慣が関係しているとみられています。

ちなみに、脂質異常症などの脂肪代謝異常や、肥満の素因も関係しているのではないかという説もあります。

一般に、血圧は年齢と共に徐々に上昇する傾向にあります。血圧が高い人は、そうでない人と比べた場合、糖尿病を合併するリスクが2倍になると言われています。

脂質異常症について

脂質異常症とは、中性脂肪やコレステロールなどの脂質代謝に異常をきたして、血液中の脂質の値が正常域を外れた状態のことです。

本来、コレステロールは、ホルモン・ビタミンD・胆汁酸・細胞膜の素材として使われているものです。しかし、コレステロールや中性脂肪は体内に溜まりやすい上に、食物繊維の摂取量が少ないと、便から排出される量が減って再び吸収されます。そのため、血液中にコレステロールや中性脂肪が増え過ぎてしまうという状態になってしまいます。

血液中の悪玉コレステロールが多い場合、または善玉コレステロールが少ない場合、悪玉コレステロールが血管壁に沈着して、動脈硬化の原因となります。

ちなみに、脂質異常症は、遺伝による家族性脂質異常症もありますが、多くは欧米化した現代食と運動不足が原因とされています。

という訳で、動脈硬化を含む血管系異常は怖い病気ですから、日頃の生活習慣を正すことが非常に大切です。そして、食生活で補えない栄養素は、上記で紹介したサプリで補うようにして、予防・改善するようにして下さい。

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