学校の先生も色んな人がいますけど、ほとんどの先生は真面目で、熱心に仕事をしていると思います。
ちなみに中学校だけを見ても、教師の数は全国に25万人ほどいるそうです。
それだけの先生がいれば、犯罪を犯す先生もいれば、そこまでいかなくても、決して真面目とは言えない先生がいても不思議ではないですよね。
私は、子供が中学3年生のとき、ある事件が起きて、先生にお願い事をしたことがありました。でも、私が満足できるような対応はしてもらえませんでした。
色んな考え方があると思いますので、私の考えが正解だとは言いませんが、私としては納得できないことがありましたので、ご紹介したいと思います。
息子に起きた悲惨な出来事
たまたま、その日は私が家にいましたので、スグに病院へ向かいました。
そして、病室から出てきた息子を見ると、顔の左半分が傷だらけでした。すでに処置を済ませたあとだったのですが、どのようなケガをしたのか医師に確認したところ、前歯の1本が折れて、その歯が唇の上あたりを貫通していて、鼻の横に大きな傷があったので、顔を8針も縫ったということでした。
そのときの息子のケガは、下記のような感じです。8針縫った部分はガーゼで隠れていますが、目のまわりが腫れ上がっており、とても悲惨な状態だったことはお分かり頂けるかと…。
このようなことになった原因は、失神ゲームをしたからです。
失神ゲームとは、ある簡単なことをするだけで、失神して気を失わせることが出来る遊び(?)のことです。ここで、その方法を詳しく説明すると、その方法が拡散してしまうといけないので、失神ゲームのやり方は割愛させて頂きます。
当時、失神ゲームが中学校で流行っていた訳ではないと思うのですが、そういう遊びを誰かが知って、軽い気持ちでやっていたのだと思います。しかし、失神ゲームは一歩間違えば、後遺症が残ったり、最悪の場合は死に至る恐ろしい遊びです。
失神ゲームとは、そのような怖い遊びなのですが、私の息子は同じクラスのA君に失神ゲームをされて、気を失って倒れて、地面に顔を強打して大ケガをした訳です。
先生へ依頼したこと
ただ、そのような怖い遊びが中学校で広まることも懸念しましたので、私の息子の名前を出してもいいので、このような怖い遊びはしないようにと、全校生徒に伝えてあげて欲しいと、担任の先生にお願いしました。
そのとき、先生は「分かりました」と言ったのですが、何ごともなかったかのように、生徒たちには知らせるようなことはしませんでした。
もしかすると、先生の判断としては、失神ゲームという遊びを生徒たちに知らせることで、逆に失神ゲームを流行らせてしまうかも…と懸念したのかも知れません。
そのような考えで、生徒たちに失神ゲームのことを伝えなかったのであれば、学校側の判断ですから、それはそれで構わないと思います。
しかし、私の息子に失神ゲームをしたA君の親から、謝罪の連絡さえ無いというのは納得できませんでした。
先生が、A君の親に伝えていなかったのであれば、先生の怠慢だと思いますし、先生が相手の親に伝えていたのであれば、相手の親が怠慢だと思います。
ただ、私の勘では、担任の先生は、A君の親に伝えていないような気がしました。それは、担任の先生の悪い評判を色々と聞いていましたので…。
先生の納得できない対応
いずれにしましても、私は事を大袈裟にしなければ、先生はまともに対応してくれないと判断しました。
それで、担任の先生に「相手の親に、治療費と慰謝料を請求したいので、相手の住所と電話番号を教えて欲しい」と伝えました。
でも、本当は、相手の親とA君に謝罪ぐらいはして欲しいと思っていただけです。
だから、相手の親と話す機会ができれば、お金を請求することは考えていないと言うつもりでした。ただ、治療費や慰謝料云々ぐらいのことを言わなければ、先生は動かないと思いましたので…。
すると、先生は「電話番号などは個人情報なので教えられない」と言われました。そのため、私は「そういうことであれば、学校で起きたことなので、先生が間に入って対応して下さい」と頼みました。
先生は、「相談してまた連絡します」と言いましたので、私は連絡を待つことにしました。誰と相談するつもりだったのかは分からないですけど…。
A君はクラスメイトなので、本当は簡単に調べることは出来たのですが、勝手なことをするつもりはなかったので、担任の先生からの連絡を待ちました。
しかし、いくら待っても連絡は来ませんでした。
その後、私の方からは、そのことに対して先生に何か言うことはしませんでした。すると、私が何も言わないことをいいことに、その件は放ったらかしにされてしまいました。
要は、問題を大きくしたくなかったというか、自分が受け持っているクラスでは、大した問題は起きていないということにしたかったのでしょうね。
という訳で、担任の先生としては、大きな問題にならずにホッとしていたと思います。
結果としては、A君の親からは謝罪がないままですし、息子は一生消えないような大きな傷が顔に残りました。しかし、担任の先生にしてみれば、問題はフェードアウトしていったという感じだったでしょうね。
私としては、中学校の先生に理不尽なことをされたと思っています。ただ、問題を大きくすることが、A君や息子にとって良いことなのかが判断できなかったので、しつこく担任の先生を責めるようなことはしませんでした。
このような場合、どうするべきだったのでしょうね。A君とA君の親に、謝罪ぐらいはさせても良かったとは思いますけど、謝罪してもらっても、息子の顔の傷は消えないですしね。