小学生ぐらいであれば、チョットした悪ふざけのような感じで、悪口を言われたりすることもありますよね。それを、いちいち「いじめ」だと思ったりはしないかと…。

しかし、それが毎日だとしたら、子供にとってはかなりの苦痛だと思います。それに気付けなかったことは、娘に申し訳ないことをしたと思っています。

結局、その悪口は小学5年生のときに始まって、小学6年生まで続きました。

なぜ、そんなに続いたのか?など、当時を思い出しながら綴っていますので、お子さんが同じような境遇に遭っているのであれば、参考にして下さればと思います。

いじめの内容

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私の娘は、小さい頃から明るい性格で、クラスのムードメーカーでした。ただ、勉強はダメでしたけど…。

娘は、そんな性格なので、友達は少なくなかったと思います。でも、小学5年生になって、クラスメイトのA子ちゃんから悪口を言われるようになりました。

最初は、娘が悪口を言われたと言っても、私はあまり気にしていませんでした。

何故なら「どうして、こんな問題が解けないの?」とか、「もっと勉強しないと中学校に入ってから苦労するよ」などと言われるだけだったようでしたから…。

私は、確かにその通りだと思ってしまい、それが悪口のようには感じませんでした。ただ、それが毎日続いていたようです。

でも、私がそれを「いじめ」だとは感じていなかったので、娘には何らアドバイスをすることもなく、逆に「その通りだ」というようなことを言っていた気がします。

そんなことを親に言われると、娘も毎日言われ続けてるなどとは言いにくかったと思います。娘にすれば、かなりの苦痛だったようですけど、親がそんな感じなのですから、どうしようもないですよね。

ただ、悪口を言ってくるのは1人だけでしたし、娘は友達が多かったので、悪口を言ってくる女の子と遊ばなければ、特に嫌な思いをすることはなかったようです。

だから、学校に行くのが嫌だとか、そんなことは1度も言ったことがありませんでした。

しかし、悪口の内容が「バカ」とか「何をしてもダメな子」とか、少しずつキツイ言葉に変わっていったようです。

A子ちゃんは、そういうことをみんなの前で言うのではなく、他の誰にも聞こえないように、娘に耳打ちするような感じで言っていました。だから、クラスメイトも担任の先生も、娘がそのようなことを言われ続けてることには、全く気付かなかったようです。

でも、娘にしてみれば、だんだんキツクなってくる言葉に耐え難くなってきて、私に下記のように言ってきました。

「A子ちゃんが、毎日悪口を言ってくるので、先生に言おうかな?」

私は、娘がそんな相談をしてきて、やっと娘が「いじめ」に遭っていることに気付きました。いじめというのは、いじめられてると感じれば「いじめ」ですから、先生に相談するように言いました。

翌日、娘が先生に相談すると、先生は、スグにA子ちゃんと娘と先生の3人で話し合いの場を設けてくれました。それで、A子ちゃんは娘に謝って、二度と言わないことを約束してくれました。

しかし、A子ちゃんは、翌日からいつも通り、娘に悪口を言い続けていました。A子ちゃんの悪口は、だいたい下記のような感じです。

■ A子ちゃんの悪口
・絵が下手すぎる
・ブランドの服を持ってないから来るな
・鉛筆が短すぎる
・貧乏!
・○○ちゃんと(女の子)と仲良くするな
・○○君(男の子)の事が好きだから喋るな
・どうしてそんなにバカなの

 などなど…

その程度のことを言われて気にするなんて…と思う人もいるかも知れないですけど、毎日毎日言われ続けると、さすがに娘も参ったようでした。

話し合いをしてから、数ヶ月経ってもA子ちゃんの悪口は止まらないので、また娘は先生に相談しました。すると、A子ちゃんは前回と同じように、あっさりと謝るのです。

でも、前回と同じように、翌日から悪口は始まるのです。そんなことを数ヶ月おきに繰り返すようになりました。普通なら、何ヶ月も同じことが繰り返されるのであれば、A子ちゃんの親に言えばいいのに…と思われると思います。

でも、先生も私も、A子ちゃんの親には言いませんでした。それは、話し合いをするたびに、A子ちゃんがあることを言っていたからです。

そのあることとは…。

相手の親に言わなかった理由

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A子ちゃんは、もの凄く勉強が出来る女の子でした。だから、A子ちゃんの親は、自慢の娘だったようです。そういう感じでしたから、A子ちゃんは、親の前では物凄くいい子を演じていました。

ただ、A子ちゃんは友達が1人しかいなかったようです。

逆に、私の娘は友達が多かったので、友達が多い娘へのねたみが、娘が標的になった理由ではないかと想像しているのですが…。

いずれにしましても、先生とA子ちゃんと娘の3人で話し合いをするたびに、A子ちゃんは素直に謝るのですが、そのときA子ちゃんが必ず言っていたことがありました。

それは、「親には絶対に言わないで下さい」です。

娘たちの話し合いの場に、私は同席していなかったのですが、後で先生から聞いた話では、A子ちゃんは懇願するかのような感じで、毎回「親には言わないで欲しい」というようなことを言っていたようです。

A子ちゃんは、親の前では「いい子」を演じていましたから、何度も話し合いをしているのに悪口をやめなかったなんて、親に知られる訳にはいかなかったのでしょうね。

A子ちゃんは、成績がいいだけに勉強のストレスもあったでしょうし、親の前で「いい子」を演じているストレスもあったと思います。だから、私の娘をいじめなければ、ストレスを発散させることが出来なかったのではないかと思います。

本当は、A子ちゃんの親に状況を伝えるべきだとは思ったのですが、それをすると、A子ちゃんが潰れてしまうのでは…と心配になりましたので、A子ちゃんの要望を聞き入れていました。A子ちゃんに、もっと友達がいれば、状況は違っていたのかも知れないなぁ~と思ったりもするのですが…。

結局、5年生の間、娘はA子ちゃんの悪口から逃れることは出来ませんでした。そして、それは6年生になっても続きました。

私としては、A子ちゃんと娘の関係は、先生もよく分かっているのですから、6年生になってクラス替えをする際、別のクラスにしてくれると思っていました。でも、同じクラスになったと分かったときは愕然としました。

恐らく、5年生の担任の先生は、自分のクラスでは「いじめ」などの問題はなかったということにしていたのでしょうね。

自分が受け持っているクラスに問題があると、それは先生の評価につながると聞いたことがあるのですが、いずれにしましても、担任の先生は、学校に娘のことを報告していなかったのだと思います。

という訳で、6年生になっても、A子ちゃんと娘は一緒のクラスだった訳ですけど、A子ちゃんの悪口は止まりませんでしたから、今度は、私から先生に話し合いをしてくれるように頼みました。

そして、5年生のときのように、先生とA子ちゃんと娘の3人で話し合いをして、いつものように、A子ちゃんは素直に謝ると同時に「親には言わないで欲しい」と言っていました。

その話し合いをした日、先生から自宅に電話があり、話し合いの内容を報告してもらいました。6年生の担任の先生には、5年生のときのことを伝えてありましたので、先生は「A子ちゃんの懇願は無視して、A子ちゃんの親に言いましょうか?」と言っていました。

私は、小学校最後の年は、娘に嫌な思いをせずに卒業させてあげたかったので、先生に「お願いします」と告げました。

すると、その日の夜8時頃、いきなりA子ちゃんと母親が2人で、私の自宅にやってきました。そして、母親は泣きながら謝っていました。

でも、A子ちゃんは、キョトンとした顔で横に立っているだけでした。

そのとき、私は「A子ちゃんって、感情のない子なのか?」と心の中で思いました。しかし、今になって思えば、親にバレて呆然としていたのかも知れないなと思います。いずれにしましても、親にバレたのですから、これで娘へのいじめは無くなったと思っていました。

でも、それは甘い考えでした。

なんと、その後も、A子ちゃんのいじめは止まらなかったのです。先生には、母親が自宅に来て謝ってくれたことを伝えていましたので、先生はスグにA子ちゃんと娘の3人で話し合いをしてくれました。

ただ、母親と一緒に謝りに行ったにも関わらず「いじめ」をやめないA子ちゃんに対して、先生はかなり腹を立てていたようです。

そのため、私に連絡する前に、A子ちゃんの母親に連絡をしたようでした。しかし、その時は、A子ちゃんの母親は謝りには来ませんでした。

そして、数日後、娘が自宅近くの図書館へ行ったとき、A子ちゃんと母親が突然現れて、謝っていたらしいです。偶然、図書館で会ったのか、娘に謝るタイミングを見付けるために、娘の後と付けていたのかは分からないですけど…。

その後、いじめのトーンは低くなったようですけど、卒業するまで完全にいじめが無くなることはありませんでした。

私としては、気がかりだったのは、中学校に入学してからのことでした。また同じクラスになると、同じことが続くのは目に見えていましたので…。

それで、担任の先生にあるお願いをすることにしました。

先生への最後のお願い


小学5年生のとき、小学6年生になれば、クラスを別にしてもらえると思っていたのに、同じクラスにされてしまいまいたので、中学校では絶対に別々のクラスにしてもらうつもりでいました。

そのことについて、自宅で話しをしていたとき、娘が「先生に言ってみる」と言い出しました。そういうことは、親がすべきことだとは思ったのですが、娘がそう言うので、娘に相談させることにしました。

そして、娘が先生に「中学校に入ってからのことで相談があるんですけど…」と言うと、先生は最後まで聞かずに、「分かってるから安心して」と言ってくれたそうです。

娘としては、自分の言いたかったことが本当に分かってくれてるのかなと思ったようですけど、先生がそう言うので、本題は言わないままになってしまったようでした。

そして、娘は中学1年生になりました。

娘としては、何よりもA子ちゃんの存在が気になっていた訳ですけど、同じクラスにA子ちゃんはいなかったので、娘はホッとしたようでした。

6年生の時の担任が手をまわしてくれたのか、偶然なのかは分からないですけど、いずれにしても、中学1年から中学3年まで、一度もA子ちゃんと同じクラスになることはありませんでした。

まとめ


娘は、小学5年生と小学6年生の間、同じ子からいじめを受け続けていたのですが、「学校に行きたくない」とは一度も言いませんでした。

それは、友達が大勢いたからです。

もし、A子ちゃんのように友達が少なければ、どうなっていたか分かりません。やはり、友達というのは大切ですよね。友達が直接助けてくれた訳ではないですけど、友達の存在があったからこそ、娘は学校へ行くことが出来たのですから…。

ただ、小学5年生のとき、A子ちゃんが「親に言わないで下さい」と言うので、親にバレてA子ちゃんが、どうにかなってしまってはいけないと思い、こちらは我慢し続けていたのですが、そのとばっちりを娘が一人で受けていたのですから、申し訳ないことをしてしまったと、今でも後悔しています。

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