どうもどうも!ユウポンです。

豊洲新市場から検出されたベンゼンですけど、テレビのニュースなどを見ていると、私のような素人には、ただただ怖いとしか言いようがありません。

でも、少しぐらいは何がどうなっている状態なのかは知っておきたいと思いましたので、ベンゼンの毒性について書籍などで調べてみました。

ただ、専門家が執筆した書籍は、専門用語が多くて理解しにくかったです。意味が分かれば、簡単な言葉で説明できるモノも多いのですが、どの書籍を見ても、難解に感じるものばかりでした。

という訳で、私が理解できた範囲でまとめてみましたので、参考にして頂ければ幸いです。

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ベンゼンで白血病になるの?

ベンゼンは、遺伝毒性を保有しているヒト発がん性物質です。ベンゼンの毒性を調べるためのマウス試験では、ベンゼンを投与したあと、低い確率ですけど、骨髄性白血病が確認されているそうです。

人間の場合、仕事などで慢性的にベンゼンを体内に摂り込んでしまっている人の中には、白血病で亡くなった事例が確認されています。その確率は下記の通りです。

■ ベンゼン曝露による白血病発症率

  • ベンゼン曝露量10ppm:1.4%(1000例中、140例)
  • ベンゼン曝露量100ppm:14%以上(1000例中、14例以上)

(注)曝露(ばくろ)とは:生体が、化学物質などにさらされること
(注)1ppm = 1mg

 
ベンゼンが皮膚に付着した場合は、皮膚の保護皮膜が破壊されます。そのため、皮膚が赤くなったり、水疱や皮膚炎などの科学熱傷になります。

ベンゼンを口や皮膚から吸入してしまうと、全身性の中毒を引き起こします。

ベンゼンを吸入した量によって症状は違いますが、軽症の場合は「嘔気」「嘔吐」「多幸感」「頭痛」「めまい」「運動失調」などの症状が出ます。

しかし、重症の場合は、「室性不整脈」「意識障害」「痙攣」「昏睡」になる可能性があり、最悪の場合は死に至ります。

ちなみに、ベンゼンとトルエンという有機化合物が混じると、ベンゼンの毒性が強化されてしまうようです。

なお、リスやハツカネズミなどの齧歯動物と人間を比べると、臨床例から(※)経口急性毒性が強く現れるのではないかと推測されているそうです。

(※ 経口とは:口を通ることで、口から食べ物や薬を飲むときに使われる言葉です)

それでは、次は、ベンゼンそのものについて見ていきましょう。

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ベンゼンの特徴

ベンゼンとは、原油に含まれている化合物のひとつで、6個の炭素原子が六角形状に並んでいて、それぞれの炭素原子は、水素原子と結合(化学式:C6H6)しています。

なお、ベンゼンの特徴は下記の通りです。

  • 無色透明である
  • 甘い香りがする
  • 引火性が高い
  • 水にはほとんど溶けない
  • 油には溶ける
  • 酸化剤に強く反応する
  • 沸点は80.1℃

 
ベンゼンは、皮膚や口から吸い込むと、速やかに体内に吸収されていくのですが、吸入したベンゼンの46%は肺から吸収されるという報告があるようです。

ベンゼンは脂溶性が高いので、体内に吸収されると、脂肪含量の高い脳や体脂肪に集める傾向が強いとされています。

ただ、吸収されたベンゼンは、体内に留まり続ける訳ではなく、吐く息と一緒に排出されたり、尿と一緒に排泄されます。ちなみに、吸収されたベンゼンの50%は、口や鼻から排出されるそうです。

そのため、9~24時間で、体内に吸収したベンゼンの量は半減するのですが、脂肪組織に入り込んだベンゼンが半減するには、90時間ぐらいかかるようです。

そして、吸収したベンゼンはどんどん減っていくのですが、何度も吸収してしまうと、軽度ではあるようですが、体内に蓄積してしまうこともあるようです。

次は、ベンゼンによる中毒症状について見てみましょう。

ベンゼンによる中毒症状

上記で、ベンゼンの毒性や、ベンゼンの特徴などを紹介しましが、ベンゼンによる悪影響について、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。

ベンゼンを体内に吸収すると、様々な中毒症状が出ます。その中毒症状は様々なのですが、軽度から重度まで、項目別に見ていきましょう。

①循環器系
ベンゼンを体内に吸収すると、心筋が増大するという悪影響が出ます。その結果、不整脈を起こす可能性があります。

 

②呼吸器系
ベンゼンを吸い込むと、気管支や喉(のど)が刺激され、咳・嗄声・肺水腫・胸骨下の疼痛などを引き起こす可能性があります。あと、ヒドイ場合は呼吸不全となってしまい死亡に至ることもあります。

 

③神経系
神経系に悪影響を与えた場合、最初は多幸症が出て、次に頭痛・めまい・運動失調などの症状が出ます。ベンゼンを大量に摂取してしまった場合は、錯乱・マヒ・昏睡状態になることもあります。ちなみに、慢性的にベンゼンを吸収していると、披露・頭痛・食欲不振・めまいなどの症状を発症し、横断性脊髄炎を発症した事例も報告されています。

 

④消化器系
消化器系統の場合、初期症状としては、胃痛・吐き気などの症状が現れます。そして、口や喉(のど)や食堂が熱く感じ、嘔吐する場合もあります。

 

⑤肝毒性
ベンゼンを何度も体内に摂り込んでいたり、一度に大量のベンゼンを摂り込むと、肝臓に対して毒性のある有害なモノが現れることがあります。

 

⑥筋肉
ベンゼンを体内に摂り込んでしまい中毒になった場合、しばらく筋力が低下する場合がある。

 

⑦皮膚
ベンゼンに触れると、水疱や皮膚炎になり、何度もベンゼンに触れていると皮脂が無くなってしまうため、あかぎれなどになります。

 

⑧予後
ベンゼンによる急性中毒の死亡は、3日以内に起こることが多いとされています。しかし、末梢血や骨髄の細胞数が減少していても、それが低値で安定している場合や、徐々に増加している場合は、回復の可能性があるとされています。

 

⑨その他
慢性的にベンゼンを摂り込んでいたり、大量にベンゼンを摂り込んだ場合、造血障害を起こすことがあります。そのため、貧血・白血球減少・再生不良性貧血・白血病になることがあります。あと、ベンゼンによる骨髄毒性は、男性より女性に出やすいとされています。

最後に

いかがでしたでしょうか。ベンゼンの毒性などを紹介してきましたが、とても怖い物質であることはご理解頂けたかと…。

ちなみに、東京都は2年間もかけて、豊洲市場の土壌汚染を調べていて、その結果が2017年1月14日に公表されました。

その調査結果によると、調査した201ヵ所のうち、72ヵ所から基準値を超える物質(ベンゼン・ヒ素・シアン)が検出されました。

東京都によると、その結果を出した調査会社は、それまで検査していた調査会社とは違うと発表していました。ですから、調査会社が行う採水方法によっては、実態とは違う結果が出ることもあるということのようです。

そのようなことを言われても、庶民は結果を信じるしかないので、「実態と同じ結果が出る採水方法でやって下さい」と言いたいですよね。

いずれにしましても、素人には基準値の信憑性を判断することは出来ないですし、庶民が採水方法を指定することも出来ないのですから、専門家の言うことを信じるしかないのですが…。

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