犬の去勢手術や避妊手術をする飼い主さんは多いですね。私(当ブログ管理人)の愛犬も手術しました。
そのとき、手術費用などを調べて、なるべく安い費用で手術してくれる動物病院を探したのですが、動物病院によって結構違っているモノですね。
あと、手術費用を調べているとき、自治体によっては、去勢手術や避妊主従の助成金を出してくれるトコがあることも分かりました。
という訳で、手術費用や助成金を出してくれる自治体などをまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。
犬の去勢手術と避妊手術の料金
犬の治療費は、動物病院によって多少の違いがあります。そのため、去勢手術や避妊手術の料金にも多少の違いがありますが、概ね下記のような料金設定になっています。
ちなみに、どこの動物病院でも、小型犬より大型犬の方が料金設定は高いのが普通です。
- 去勢手術(入院なし):1万5千円~3万円
- 避妊手術(1泊入院):3万円~5万円
オス犬の去勢手術について
オス犬の生殖能力が完成するのは、生まれてから1年ぐらい経った頃です。そのため、生殖能力が完成する前に去勢することが多く、生後6ヶ月ぐらいで去勢手術をするのがベストだと言われています。
その時期がベストだとする理由は、生殖に関するストレスにさらされることがなく、問題行動を起こすことなく過ごすことが出来るだろうという観点からです。
メス犬の避妊手術について
メス犬は、生後6~8ヶ月ぐらいで、初めての発情があります。メス犬の場合、初めての発情前が、乳腺腫瘍の発生率を最も抑えることが出来ると言われていますので、避妊手術は、その時期がベストと言われています。
それでは、次は、去勢・避妊手術のメリットとデメリットについて見てみましょう。
去勢・避妊手術のメリットとデメリット
オス犬の去勢手術は、全身麻酔をして行われますが、陰嚢(睾丸が入っている袋)の一部を切開して精巣を取り出します。
メス犬の避妊手術は、全身麻酔をし、開腹して卵巣と子宮、もしくは卵巣だけを取り出すのが一般的です。
去勢手術のメリット
オス犬特有の病気である前立腺肥大や精巣腫瘍などを防ぐことができ、なおかつ望まれない繁殖を避けることができます。あと、去勢出術をしたオス犬全てとは言えませんが、攻撃性が低下したり、性ホルモンによる行動(マーキング・マウンティングなど)が減少することを期待することが出来ます。
避妊手術のメリット
メス犬特有の病気である卵巣腫瘍や子宮蓄膿症を防ぐことが出来ます。あと、望まれない妊娠を避けることができ、乳腺腫瘍の発症率を抑えることも出来ます。他には、発情したときの出血や発情のストレスもなくなります。
去勢・避妊手術のデメリット
去勢・避妊手術のデメリットは、全身麻酔の副作用のリスク・手術後の痛みによるストレス・ホルモンバランスが崩れることによる肥満などがあり、稀に失禁症になる場合もあります。なお、全身麻酔の副作用とは、腎機能・内臓機能・肝機能などの低下です。ちなみに、滅多にないことなので、心配する必要はないかとは思われますが、麻酔処置が原因で死亡に至ることがあります。
という訳で、去勢手術や避妊手術には、メリットもデメリットもあります。
そのメリットとデメリットをどのように捉え、どちらを重視するかで、手術すべきか判断することになります。その最終判断は、飼い主さんの役目です。
次は、犬の去勢手術や避妊手術に対して、助成金を出してくれる自治体がありますので、そのような自治体が、全国にどれぐらいあるのか、ご紹介致します。
去勢手術や避妊手術に助成金を出す自治体
自治体の中には、去勢手術や避妊手術に対して、助成金を出してくれる自治体があります。それを都道府県別にまとめました。
ただし、下記の一覧の情報源は、平成27年の環境省のデータです。そのため、ご覧頂いた時点では、助成金を出してくれる自治体が増減している可能性がありますので、それを踏まえた上でご覧下さい。
(注釈)
●金額は、左が不妊手術・右が去勢手術に対する助成金の金額です。
●不妊手術・去勢手術、どちらにも助成金を出していない自治体は掲載していません。
・和寒町:5,000円・2,500円
・いわき市:4,000円・3,000円
・水戸市:4,000円・3,000円
・古河市:4,000円・—–円
・牛久市:4,000円・3,000円
・鹿嶋市:5,000円・5,000円
・潮来市:5,000円・3,000円
・行方市:4,000円・3,000円
・東海村:4,000円・3,000円
・阿見町:4,000円・3,000円
・境町 :4,000円・3,600円
・つくば市:4,000円・5,000円
・神栖市:不妊・去勢手術ともに、手術代(消費税含む)の1/3(上限10,000円)
・真岡市:5,000円・—–円
・矢板市:5,000円・3,000円
・下野市:5,000円・4,000円
・益子町:5,000円・—–円
・茂木町:5,000円・4,000円
・芳賀町:5,000円・3,000円
・宇都宮市:5,000円・—–円
・大田原市:5,000円・—–円
・さくら市:5,000円・3,000円
・館林市:5,000円・3,000円
・玉村町:5,000円・3,000円
・大泉町:5,000円・3,000円
・邑楽町:5,000円・2,500円
・嬬恋村:5,000円・5,000円
・明和町:10,000円・5,000円
・中之条町:5,000円・5,000円
・東吾妻町:3,000円・3,000円
・長野原町:5,000円・5,000円
・千代田町:10,000円・5,000円
・みなかみ町:9,000円・2,700円
・高崎市:不妊・去勢手術ともに、センター譲渡のみ10,000円
・高山村:不妊・去勢手術ともに、手術費用の1/2(千円未満切捨て)
・太田市:不妊手術のみ助成しており、金額は手術費用の1/3(上限5,000円)
・朝霞市:5,000円・5,000円(飼い犬のみ)
・旭市 :3,000円・3,000円
・船橋市:4,000円・3,000円
・匝瑳市:5,000円・5,000円
・山武市:4,000円・4,000円
・御宿町:3,000円・3,000円
・市原市:5,000円・5,000円
・銚子市:4,000円・4,000円
・四街道市:3,000円・3,000円
・いすみ市:4,000円・4,000円
・柏市:不妊・去勢手術ともに、飼い犬については助成なし
・町田市:6,000円・3,000円
・東大和市:3,500円・2,500円
・武蔵村山市:3,000円・3,000円
・神奈川県:不妊・去勢手術ともに、当所譲渡会等で譲渡の場合は1/2
・秦野市:4,000円・3,000円
・相模原市:4,000円・3,000円
・かほく市:3,000円・3,000円
・甲斐市:8,000円・5,000円
・昭和町:8,000円・5,000円
・韮崎市:6,000円・4,000円
・北杜市:7,000円・5,000円
・中央市:10,000円・5,000円
・富士川町:10,000円・5,000円
・市川三郷町:12,000円・8,000円
・笛吹市:不妊・去勢手術ともに、費用の1/2(上限10,000円)
・上田市:5,000円・3,000円
・東御市:5,000円・3,000円
・長和町:5,000円・3,000円
・青木村:5,000円・3,000円
・泰阜村:5,000円・5,000円
・須坂市:5,000円・3,000円
・高山村:5,000円・3,000円
・小布施町:5,000円・3,000円
・海津市:5,000円・4,000円
・七宗町:5,000円・4,000円
・江南市:3,000円・2,000円
・小牧市:3,500円・2,500円
・豊明市:4,500円・2,200円
・日進市:5,000円・3,000円
・長久手市:5,000円・3,000円
・みよし市:経費の1/2以内(上限5,000円)・経費以内の1/2以内(上限3,000円)
・桑名市:3,000円・2,500円
・東員町:3,000円・3,000円
・川越町:3,000円・2,500円
・鈴鹿市:3,000円・1,500円
・亀山市:3,000円・1,500円
・松阪市:3,000円・3,000円
・多気町:4,000円・4,000円
・大台町:4,000円・4,000円
・伊勢市:4,000円・3,000円
・玉城町:3,000円・1,500円
・度会町:3,000円・2,500円
・大紀町:4,000円・4,000円
・鳥羽市:4,000円・2,000円
・志摩市:4,000円・2,500円
・伊賀市:4,000円・4,000円
・熊野市:4,000円・3,000円
・御浜町:4,000円・3,000円
・紀宝町:6,000円・4,000円
・四日市市:3,000円・2,500円
・いなべ市:3,000円・3,000円
・木曽岬町:3,000円・2,500円
・南伊勢町:4,000円・2,500円
・菰野町:A.3,000円 B.6,000円・A.2,500円 B.5,000円(※)
(※)A:一般・B:第2種動物取扱業者
・京都市:3,000円・3,000円
・枚方市:5,000円・5,000円
・茨木市:3,000円・2,000円
・泉佐野市:5,000円・5,000円
・富田林市:4,000円・3,000円
・三郷町:3,000円・3,000円
・呉市:4,500円・3,500円
・神石高原町:不妊・去勢手術ともに、直接の手術費用の1/3(上限10,000円)
・下関市:4,000円・4,000円
・防府市:3,000円・3,000円
・美祢市:3,000円・3,000円
・徳島市:5,000円・5,000円
・鳴門市:5,000円・5,000円
・阿波市:5,000円・5,000円
・勝浦町:5,000円・5,000円
・上勝町:5,000円・5,000円
・石井町:5,000円・5,000円
・神山町:5,000円・5,000円
・松茂町:5,000円・5,000円
・北島町:5,000円・5,000円
・藍住町:5,000円・5,000円
・板野町:5,000円・5,000円
・上板町:5,000円・5,000円
・阿南市:5,000円・5,000円
・那賀町:5,000円・5,000円
・美波町:5,000円・5,000円
・牟岐町:5,000円・5,000円
・海陽町:5,000円・5,000円
・美馬市:5,000円・5,000円
・小松島市:5,000円・5,000円
・吉野川市:5,000円・5,000円
・つるぎ町:5,000円・5,000円
・佐那河内村:5,000円・5,000円
・東みよし町:5,000円・5,000円
・高松市:3,000円・3,000円
・丸亀市:3,000円・3,000円
・坂出市:5,000円・5,000円
・さぬき市:2,500円・2,500円
・東かがわ市:5,000円・5,000円
・三木町:3,000円・3,000円
・綾川町:3,000円・3,000円
・まんのう町:3,000円・3,000円
・松山市:2,000円・2,000円
・今治市:2,000円・2,000円
・伊予市:2,000円・2,000円
・東温市:2,000円・2,000円
・松前町:2,300円・2,300円
・鬼北町:上限3,000円・上限3,000円
・砥部町:不妊・去勢手術ともに、施術額の2分の1の額(上限3,000円)
・いの町:5,000円・5,000円
・福智町:12,000円・7,500円
・築上町:1/2(上限15,000円)・1/2(上限8,000円)
・北九州市:10,000(抽選)・去勢手術の助成金は無し
・鹿島市:5,000円・3,000円
・小城市:5,000円・3,000円
・有田町:3,000円・3,000円
・嘉島町:不妊手術の助成金は無し・費用の1/2
・大津町:10,000円・10,000円
・人吉球磨地区狂犬病予防動物愛護協議会:6,000円/頭・3,000円/頭
・佐伯市:3,000円・2,000円
(不妊・去勢手術ともに、大分県獣医師会佐伯支部から別途3,000円の助成あり)
・徳之島町:5,000円・5,000円
・与論町:3,000~12,000円・6,000~12,500円
・宮古島市:10,000円・5,000円
犬が吐く白い泡(ネバネバ)は何?獣医の回答は意外だった!
犬のワクチンは、副作用が心配でも摂取すべき?
犬がしきりに舐める理由:動物病院で診てもらべき?
犬の部分的な抜け毛:虫さされが原因だった。治療法は無い?
犬の風邪と人の風邪は別モノ!人に移らない理由は?
犬のおしっこの回数や量が多い場合、どんな病気の可能性がある?
犬のうんちに血が混じる!どの程度なら受診が必要?
犬が食べてはいけない食べ物:食品別に症状を解説
犬の口が臭いのは病気?治すのはカンタンなの?
犬が水をたくさん飲む!これ以上飲むとダメっていう基準は?
私は福井在住ですが 表記してある地名は福井にはありません
もしかして 山梨県の地名ですか
わざわざ間違いを教えて頂きましてありがとうございます。
スグに環境省のデータを確認したところ、
ご指摘頂いた通り、福井県ではなく山梨県でした。
ちなみに、福井県は、猫にには助成金を出しているのですが、
犬には助成金を出していないようです。
いずれにしましても、ご指摘下さいまして本当にありがとうございました。